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美容室の悪い口コミ対処法|担当者が名指しされたときの返信と立て直し方

「担当の〇〇さんは技術が下手」

美容室の低評価が他業種と決定的に違うのは、店ではなく個人が名指しされることです。

飲食店なら「料理がまずい」で済みます。店への評価です。
美容室では、その仕上がりを作った一人の人間の名前が、検索結果に残ります。

だからこの記事は、口コミ対策の一般論ではなく、名指しされたスタイリストをどう守り、店としてどう返すかに絞って書きます。

私たちは口コミPLUSで、サロンを含む店舗のスタッフがお客様に口コミをお願いできる状態づくりを支援し、届いた口コミへの全件返信を代行しています。
現場で起きていることをそのまま書きます。

なお、悪い口コミを書く人の心理そのものについては悪い口コミを書く人の心理と対処法にまとめてあります。この記事は美容室特有の事情に集中します。

この記事を書いた人

株式会社WEBRIES 代表取締役
小宮 康利

自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。こうした実績を元に、500社以上に対してコンサルティングを行い、現在では自身の会社を運営する傍ら、COO、CMOとして店舗・企業に携わり、企業のWEBマーケティングを支えている。店舗ビジネス向けの集客支援サービスPLUSWEBを運営している。
仕事内容がわかる動画はこちら>

Google口コミが二桁で止まっている方へ

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  • 評価で出し分けない集め方
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美容室の低評価が個人攻撃になりやすい理由

指名制だから、評価が個人に紐づく

構造の問題です。スタッフの能力の話ではありません。

理由1:指名制だから、名前が出る

美容室は担当者を指名して予約します。
つまりお客様は最初から担当者の名前を知っている状態で施術を受けます。

不満が出たとき、書く側にとっては「あの人が」と書くのが自然です。悪意がなくても名前が出ます。

理由2:仕上がりが主観で、正解がない

同じカットでも、似合うと感じる人と感じない人がいます。
技術的に正確でも、期待と違えば「下手」と書かれます。

料理なら味の好みで済むものが、美容室では技術力の評価として書かれる。ここが厳しいところです。

理由3:鏡の前で「大丈夫です」と言われてしまう

最大の落とし穴です。

仕上がりを見て違和感があっても、その場では言いにくい。
「大丈夫です、ありがとうございます」と言って帰り、家で見て落胆し、口コミに書く。

店側は不満に気づいていないので、口コミを見て初めて知ることになります。

理由4:写真が残る

「こんな風になった」と写真を添えられると、影響が大きくなります。
文章だけの口コミより、はるかに読まれます。

美容室に書かれる低評価の型

型が分かれば、返し方も決まる

現場で見ていると、美容室の低評価はほぼこの5つに収まります。

書かれ方の例 店側に非があるか 返信の方針
仕上がりの不満 「イメージと全然違う」 場合による カウンセリング不足として受け止める
技術への批判 「〇〇さんは下手」 主観 個人を守りつつ、店として受ける
待ち時間・時間超過 「3時間かかった」 多くの場合あり 素直に謝る
料金の説明不足 「聞いていた額と違う」 多くの場合あり 明確に謝罪し、改善を書く
接客・私語 「スタッフの雑談がうるさい」 あり 謝罪し、社内共有したと書く

下の3つは、ほぼ店側の運用で防げます。
待ち時間・料金説明・私語は技術の問題ではなく、仕組みの問題です。

逆に上の2つは主観が絡むため、返信の書き方が難しくなります。ここを次章で扱います。

担当者が名指しされたときの返信例文

個人をかばうのではなく、店が引き受ける

大原則があります。

返信で個人を防御しない。店として引き受ける。

「担当者は経験〇年のスタイリストで」と書いた瞬間、読んだ人には言い訳に見えます。
そして名指しされた本人も救われません。むしろ晒され続けます。

名指しで技術を批判された場合

口コミ:担当の〇〇さん、カットが下手すぎる。段差がバラバラでした。

返信例

この度はご期待に沿えず、誠に申し訳ございませんでした。

仕上がりにご満足いただけなかったこと、店として重く受け止めております。ご希望のイメージを十分に共有できないまま進めてしまったことが原因と考えております。

カウンセリングの手順と、仕上がり確認のご案内について、店全体で改めて見直しました。

よろしければ、お直しの対応をさせていただきたく存じます。お手数ですが店舗までご連絡いただけますと幸いです。

ポイント

  • 担当者の名前を返信で繰り返さない。 繰り返すと検索に残る名前が増えます
  • 「店として」を主語にする。 個人の問題にしない
  • お直しの提案で終える。 謝罪だけより前向きに見えます

仕上がりが「イメージと違う」と書かれた場合

口コミ:お願いした写真と全然違う髪型にされました。

返信例

この度はご来店いただきながら、ご期待に沿えず申し訳ございませんでした。

お持ちいただいた画像のイメージを、施術前に十分すり合わせできていなかったと認識しております。髪質や毛量によって再現の幅が変わる点も、事前にご説明すべきでした。

現在は、仕上がりのイメージを施術前に画像で確認し合う手順を徹底しております。

ご不便をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

ポイント「髪質的に無理でした」と書かないこと。 事実でも、読み手には反論に見えます。「事前に説明すべきだった」に変換します。

事実と違うことを書かれた場合

口コミ:予約時間に行ったのに1時間待たされた。(記録上は遅刻)

返信例

この度はお待たせしてしまい、申し訳ございませんでした。

当日の状況を確認いたしましたが、いずれにしてもお待たせした事実に変わりはございません。

ご予約時間の管理と、お待ちいただく場合のご案内について、改めて見直してまいります。

貴重なご指摘をありがとうございました。

ポイント訂正しないという選択もあります。
「お客様が遅刻されました」と公開の場で書けば、事実でも店の印象が悪くなります。読んでいるのは第三者です。

返信の型と5分類の考え方はGoogle口コミの返信方法で詳しく扱っています。

名指しされたスタッフをどう守るか

スタッフを守るのは返信文ではなく社内のルール

これが実は最も重要です。

低評価で辞めるスタイリストがいます。 技術ではなく、名前が検索結果に残ることに耐えられなくなる。

やってはいけないこと

NG対応 何が起きるか
本人に返信を書かせる 感情が入る。書けずに未返信のまま溜まる
朝礼で名指しして共有する 見せしめになる。他のスタッフも萎縮する
「気にするな」で終わらせる 放置と同じ。本人は毎日検索している
指名料や評価に反映する 主観的な口コミが人事評価になる

やるべきこと

1. 返信は店長または指定担当が書く

本人には絶対に書かせない。 これはルールとして決めてください。
感情が入らない人が書くほうが、結果的に良い文章になります。

2. 本人には事実だけ先に伝える

口コミを本人が先に見つける形が最悪です。
店長から先に伝え、「返信はこちらで書く」と明言する。 それだけで負担がまるで違います。

3. 口コミの内容を、技術指導と切り離す

改善すべき点があれば指導は必要です。
ただし口コミを根拠にしない。 「口コミに書かれたから」と言われると、指導ではなく罰になります。

4. 母数を増やして、1件を埋める

これが本質的な解決です。
星5が並ぶ中に星1が1件あるのと、口コミ12件のうち星1が1件あるのでは、本人の受け止め方がまるで違います。

低評価が付いた直後の72時間にやること

順番を間違えると、返信で傷口を広げる

星1が付いた日は、店全体が動揺します。
動揺したまま返信を書くのが、最悪の一手です。順番を決めておいてください。

当日:書かない。事実確認だけする

まず返信を書かない。 これが一番大事です。

やることは3つだけ。

  1. 担当者に事実を確認する(責めない。「何があったか教えて」の聞き方で)
  2. 予約記録・カルテを確認する(時間、メニュー、担当)
  3. 本人に「返信はこちらで書く」と伝える

この日は、ここで終わりです。

翌日:分類してから書く

一晩置くと、文章が変わります。

書く前に、どれに当たるかを決めてください。

分類 返信の方向
こちらに非がある 認めて謝罪し、改善策を書く
説明不足だった 「事前にお伝えすべきでした」に変換
好みの問題 受け止めるが、謝りすぎない
事実と違う 短く。訂正は最小限、詫びに着地

分類が決まれば、文章は自動的に決まります。迷うのは分類していないからです。

3日目以降:店の運用を1つ変える

返信して終わりにしないでください。

低評価は、たいてい仕組みの欠陥を教えてくれています。

  • 料金の指摘 → 追加メニュー提示時の声かけを決める
  • 時間の指摘 → 予約枠の取り方を見直す
  • 私語の指摘 → 施術中の会話ルールを共有する

1件につき1つだけ変える。 全部変えようとすると何も変わりません。

やってはいけない順番

NG 何が起きるか
その日のうちに感情で返信 反論に見える文章になる
担当者を問い詰めてから返信 本人が萎縮し、事実が出てこなくなる
全スタッフに共有してから返信 見せしめになる
返信だけして運用を変えない 同じ口コミがまた来る

ホットペッパーとGoogleの口コミをどう扱い分けるか

見ている人の数が違う。優先度も違う

美容室は口コミの置き場所が複数あります。ここで手が回らなくなる店が多い。

見られている数が違う

媒体 誰が見るか
Google口コミ 店名で検索した人・地図で探した人すべて
予約サイトの口コミ そのサイトを見に来た人だけ
SNSの投稿 フォロワーとその周辺

Googleは「指名検索の受け皿」です。
チラシを見た人、友人から店名を聞いた人、通りがかった人——全員が最終的に店名でGoogleを開きます。そこに何が出ているかが、来店の最後の判断になります。

優先順位

  1. Google口コミ(母数を積む・全件返信する)
  2. 予約サイトの口コミ(サイト内の順位に効くので、返信はする)
  3. SNS(口コミというより関係づくり)

両方を同じ熱量でやろうとすると、どちらも続きません。
Googleを主、予約サイトを従、と決めてください。

予約サイトの口コミをGoogleに転載してはいけない

たまに相談を受けますが、これは違反です。

他媒体の口コミを店側がGoogleへ書き写す行為は、実体験に基づかない投稿(虚偽のエンゲージメント)にあたります。
良いことが書いてあっても、転載はしないでください。

削除できる口コミ・できない口コミ

仕上がりへの不満は消えない。個人攻撃は争える

「消してほしい」と言われることが多いので、線を書いておきます。

内容 削除の可能性
「イメージと違った」「下手だった」 消えない(主観的な感想)
「待たされた」「説明がなかった」 消えない(体験に基づく指摘)
スタッフのフルネーム・容姿への攻撃 可能性あり(個人情報・ハラスメント)
来店していない人物による投稿 可能性あり(虚偽のエンゲージメント)
同業者・競合による投稿 可能性あり(利益相反)

技術への批判は、どれだけ悔しくても削除されません。
Googleは「体験の率直な記録」として口コミを設計しており、店にとって不都合であることは削除理由にならないためです。

一方、スタッフの実名フルネームや容姿への攻撃は個人情報・ハラスメントとして申請できる可能性があります。ここは諦めずに申請してください。

申請の手順、通らなかったときの選択肢、費用の相場はGoogle口コミ削除依頼の方法と費用にまとめています。

悪い口コミが書かれにくいサロンの作り方

不満の出口を、口コミ以外に用意する

書かれてから対処するより、書かれる前に受け止めるほうがはるかに楽です。

仕上がり確認の言い方を変える

「大丈夫ですか?」と聞かれたら、ほとんどの人は「大丈夫です」と答えます。
閉じた質問だからです。

言い方をこう変えます。

「気になるところがあれば、今のうちに直しますので遠慮なく言ってください」

「直せる」と伝えるのがポイントです。言えば直ると分かれば、その場で言ってもらえます。
その場で直せば、口コミには書かれません。

不満の受け皿を別に用意する

Google口コミとは別に、店に直接届く窓口を用意します。
アンケート、LINE、意見カード、何でも構いません。

ここで絶対に守ることがあります。

評価によってGoogleへの案内を出し分けてはいけません。

「満足だった人だけGoogleへ、不満の人はアンケートへ」という分岐は、レビューゲーティングと呼ばれるGoogleの禁止行為です。発覚すれば口コミが一括削除されます。

正しい形はこうです。

Google口コミの案内は全員に出す。意見の窓口も全員に出す。

どちらを使うかはお客様が決める。

詳しくはレビューゲーティングとはを読んでください。

料金と時間を先に伝える

美容室の低評価のうち、料金の説明不足と時間超過は、ほぼ全部が事前説明で防げます。

  • 追加メニューが発生する時点で、金額を口に出して確認する
  • 想定より時間がかかりそうな時点で、その場で伝える

これだけで低評価はかなり減ります。技術より運用の問題です。

指名を減らさない口コミの集め方

担当者本人から渡すのが、いちばん効く

母数を増やすのが根本的な解決策です。そして美容室には有利な条件があります。

担当者本人が渡すと投稿率が上がる

美容室は、担当スタイリスト本人がカードを渡すと最も効きます。

理由は2つ。

  1. 施術中に会話しており、関係ができている
  2. 書く側も「誰のことを書けばいいか」が明確

そして書かれた口コミには担当者の名前が入りやすい。
これは指名につながる資産になります。低評価で名前が出るのと同じ構造を、良い方向に使えます。

声かけの言い方

「本日はありがとうございました。よろしければ、こちらから感想をいただけると嬉しいです」

「星5でお願いします」は禁止です。 評価の操作にあたり、Googleの違反行為です。

渡すタイミング

会計時、または次回予約を取るとき。
施術直後は髪を気にしていて手がふさがっています。会計の瞬間が最も自然です。

数が増えると何が変わるか

口コミ数(平均4.5) 星1が1件付いた後
12件 4.5 → 4.21 / 目に見えて下がる
60件 4.5 → 4.44 / わずか
200件 4.5 → 4.48 / ほぼ動かない

口コミが少ないサロンほど、星1のダメージが大きい。
逆に言えば、母数さえあれば低評価は「たまにあること」になります。

集め方の具体的な手順はGoogle口コミの増やし方にまとめています。

よくある質問

Q
スタイリストの名前が書かれた口コミは削除できますか?
A

下の名前や源氏名だけでは、通常は削除されません。 ただし、フルネームや容姿・私生活への言及がある場合は、個人情報またはハラスメントとして申請できる可能性があります。技術への批判部分だけでは削除対象になりません。

Q
悪い口コミを書いた人が誰か分かりますか?
A

店舗側から特定することはできません。表示名は本名とは限らず、Googleは投稿者情報を店舗に開示しません。予約記録から推測できることはありますが、それを返信で書くのは絶対に避けてください。 個人情報の公開になります。

Q
担当者本人に返信を書かせてもいいですか?
A

すすめません。 感情が入るうえ、書けずに未返信のまま溜まります。店長または指定担当が書くルールにしてください。本人には事前に事実だけ伝え、「返信はこちらで書く」と明言するのが最も負担が軽くなります。

Q
低評価が付いたスタッフを指名から外すべきですか?
A

口コミ1件を人事判断に使わないでください。 主観的な感想が評価になると、スタッフは萎縮し、挑戦しなくなります。改善が必要なら通常の技術指導として行い、口コミを根拠にしないことです。

Q
お直しを提案しても連絡が来ません。意味がありますか?
A

あります。返信は投稿者本人ではなく、これから来店を検討している人が読んでいます。「お直しに応じる店」だと分かることに価値があります。連絡が来るかどうかは本質ではありません。

Q
ホットペッパーの口コミとGoogleの口コミ、どちらを優先すべきですか?
A

Googleです。 予約サイトの口コミは、そのサイトを見に来た人にしか届きません。Google口コミは店名で検索した人・地図で探した人すべてに表示されます。母数を積むならGoogleを優先してください。

Q
口コミを書いてくれたお客様に割引をしてもいいですか?
A

違反です。 割引・クーポン・トリートメント無料など、報酬と引き換えの投稿はGoogleが禁止しています。発覚すれば口コミの一括削除につながります。

Q
星1が付いた日、スタッフにどう伝えればいいですか?
A

店長から先に、事実だけ伝えてください。 本人が自分で見つけるのが最悪です。「こういう口コミが来た。返信はこちらで書く。あなたの評価には使わない」——この3点を伝えるだけで、受け止め方がまったく違います。

まとめ

  • 美容室の低評価は個人が名指しされる。指名制という構造の問題
  • 仕上がりの評価は主観。技術的に正確でも「下手」と書かれる
  • 「大丈夫です」と言って帰り、家で落胆して書く。その場で言える聞き方に変える
  • 返信では個人を防御せず、店として引き受ける。担当者名を繰り返さない
  • 「髪質的に無理でした」は事実でも反論に見える。事前説明の不足に変換する
  • 本人に返信を書かせない。 店長または指定担当が書く
  • 技術批判は削除されない。フルネーム・容姿への攻撃は申請できる
  • 料金説明と時間超過は、ほぼ全部が事前説明で防げる
  • 担当者本人がカードを渡すと投稿率が上がり、指名の資産になる

美容室の口コミは、他業種より一段きついです。
店ではなく人が評価される仕事だからです。

だからこそ、個人に背負わせない仕組みを店が用意してください。
返信を店が書き、母数を店が作る。そこまでやって初めて、スタッフは技術に集中できます。

スタッフに口コミを背負わせたくない方へ

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名指しされた低評価も、店の立場で私たちが書きます。担当者本人が書く必要はありません。

口コミの集め方も、評価による出し分け(レビューゲーティング)を行わない設計です。全員に同じ導線を出したうえで母数を積み上げます。

「低評価が付いてから、スタッフの元気がない」
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そうしたご相談で構いません。
いまの口コミの状況を拝見して、何から手をつければいいかをお伝えします。

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