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レビューゲーティングとは?Google口コミの選別が違反になる理由と今からの直し方

「アンケートで高評価だった方だけ、Google口コミへご案内しています」

もしお店でこの運用をしているなら、今日いちど手を止めて読んでください。

それはレビューゲーティングと呼ばれる行為で、Googleが明確に禁止しています。
そして厄介なことに、罰を受けるのはツールを売った会社ではなく、施策を実行したお店のほうです。

最悪の場合、積み上げてきた口コミがまとめて消え、ビジネスプロフィールそのものが止まります。
Googleマップからの集客が、ある日いきなりゼロになるということです。

ただし、この記事は「やめましょう」で終わりません。

すでに導入してしまっている方が大半だと考えているからです。
契約中のツールが該当するかを自分で判定する方法と、星評価を落とさずに切り替える手順まで書きます。

選別しなくても、口コミは集まります。
実際に選別をやめた店舗が、2年で283件から3,600件超まで伸ばしています。その根拠も数字で示します。

この記事を書いた人

株式会社WEBRIES 代表取締役
小宮 康利

自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。こうした実績を元に、500社以上に対してコンサルティングを行い、現在では自身の会社を運営する傍ら、COO、CMOとして店舗・企業に携わり、企業のWEBマーケティングを支えている。店舗ビジネス向けの集客支援サービスPLUSWEBを運営している。
仕事内容がわかる動画はこちら>

Google口コミが二桁で止まっている方へ

\ 集めるのはスタッフ。返信は全件代行 /
Google口コミが増え続ける仕組みを、店舗に

  • 評価で出し分けない集め方
  • AIによる口コミ返信サポート
  • MEO対策までサポート

\ もんじゃ焼CHICO様 283件→3,600件超 /

レビューゲーティングとは|「良い人にだけ声をかける」が違反になる

評価で行き先を分ける運用と、全員に同じ導線を出す運用の比較

レビューゲーティング(Review Gating)とは、口コミを依頼する相手を評価によって選別する行為です。

Gating は「門をつくる」という意味。
満足した人には門を開いてGoogle口コミへ通し、不満のある人には門を閉じて通さない。だからゲーティングと呼ばれます。

具体的にどんな仕組みが該当するのか

自分の店が当てはまるか、以下で確認してください。

運用 判定 理由
5段階アンケートで高評価なら口コミ画面、低評価なら自社フォームへ自動分岐 違反 評価で行き先を出し分けている
「ご不満はありませんでしたか?」と聞いて、問題なければQRを渡す 違反 満足を確認してから依頼している
満足そうな常連客にだけ声をかける 違反 依頼相手を選別している
星4以上を付けた人にのみ投稿リンクを表示する 違反 高評価だけを選択的に募っている
全員に同じQRコードを渡す 問題なし 選別していない
全員に口コミを依頼し、別途ご意見窓口も全員に案内する 問題なし 出し分けではなく選択肢の併置
満足度が高まりやすいタイミング(施術直後など)に全員へ依頼する 問題なし タイミングの工夫は選別ではない

境目はシンプルです。

行き先を店が決めていたらアウト。お客様が選べるならセーフ。

なぜ真面目なお店ほどハマるのか

悪意なくレビューゲーティングに至る流れ

ここが、この問題のいちばん厄介なところです。

レビューゲーティングをしているお店の多くに、悪意がありません。
むしろ「悪い口コミでお客様に迷惑をかけたくない」「スタッフを守りたい」という、まっとうな動機から始まっています。

さらに、この仕組みは口コミ収集ツールの「標準機能」として売られてきました。

営業資料に「低評価はGoogleに公開されず社内に蓄積されます」と書かれていれば、それが違反だとは思いません。
機能として提供されている以上、問題ないはずだと考えるのが自然です。

つまり、ゲーティングは「ズルをしようとした店」ではなく、「業者の説明を信じた真面目な店」に集中して発生しています。

だからこそ、知った時点で止められるかどうかがすべてです。

白状すると、私たちも案内していました

これを書いているPLUSWEB自身、かつてはこの方法を「口コミを増やすやり方」としてお客様にお伝えしていました。

自社の記事にも、5段階アンケートで高評価の方はGoogle口コミへ、低評価の方は院内フィードバックへ——という手順をそのまま載せていました。
悪気があったわけではありません。業界で当たり前に使われている手法で、疑う理由がなかった。それだけです。

その後、方針を変えました。
Googleのポリシーに照らして、これは「肯定的なクチコミの選択的な募集」にあたる。そう判断したからです。
いま口コミPLUSは、評価による出し分けを一切行いません。

だからこの記事は、他社を責めるために書いていません。
同じ勘違いをしていた側から、いま同じ勘違いをしている方に向けて書いています。

そして次章のとおり、やめても口コミは減りませんでした。むしろ増えました。

口コミ代行やサクラとの違い

混同されやすいので整理します。

行為 何をしているか 違反の種類
サクラ投稿 来ていない人が来たフリをして書く 事実の捏造
口コミ代行 第三者に書かせる/消させる 事実の捏造・景表法
レビューゲーティング 実際の客の声を、選んで通す 評価分布の操作

ゲーティングが見過ごされやすいのは、書かれている内容自体は本物だからです。
嘘は1文字もありません。実際に満足した人が、実際の感想を書いている。

それでも違反になるのは、「全体の評価分布をゆがめている」からです。
本来なら星2をつけたはずの人の声が、Googleの平均には反映されない。それは検索した人にとって、事実と違う情報になります。

口コミ代行業者のリスクについてはGoogle口コミ代行はなぜ危険?違反リスクと正しい増やし方で詳しく解説しています。

Googleのポリシーは何と言っているか

「違反です」と言われても、根拠がなければ判断できません。
公式の原文を引用します。

禁止条項の該当箇所

Googleビジネスプロフィール ヘルプの「禁止または制限されているコンテンツ」に、次の記述があります。

顧客からの否定的なクチコミの投稿を妨げたり禁止したり、肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為も禁止されています

英語版の原文はより直接的です。

Discourage or prohibit negative reviews, or selectively solicit positive reviews from customers

“selectively solicit positive reviews”——肯定的な口コミを選択的に募る
これがレビューゲーティングの定義そのものです。

解釈の余地はほとんどありません。

「口コミを依頼すること」自体は違反ではない

相手を選んで頼むのは違反、全員に同じように頼むのは問題なし

ここは誤解されがちなので、はっきりさせておきます。

お客様に口コミをお願いすること自体は、まったく問題ありません。

Googleは「クチコミを増やすためのヒント」というヘルプページを用意し、事業者向けに口コミ依頼用のリンクやQRコードを発行する機能まで提供しています。
依頼が禁止なら、Google自身がツールを配るはずがありません。

禁止されているのは、依頼する相手や見せる導線を、評価で振り分けることだけです。

「口コミをお願いするのはグレーだからやめておこう」と萎縮する必要はありません。
むしろ、堂々と全員にお願いするのが正解です。

対価を渡すのも別途アウト

ゲーティングとは別ですが、あわせて押さえておいてください。

割引、無料サービス、ポイント、プレゼント。
口コミと引き換えに何かを渡す行為は、それ単体で違反です。

「口コミ投稿でドリンク1杯無料」は、多くの店がやってしまっている典型例です。
2023年10月から始まったステマ規制(景品表示法)にも抵触する可能性があります。

違反するとどうなるか|罰を受けるのは店舗側

レビューゲーティング発覚時のペナルティ5段階

ここが最も伝えたい部分です。

段階別のペナルティ

Googleの対応は、軽いものから順に段階を踏みます。

段階 何が起きるか 回復の可否
1 問題のある口コミが個別に削除される 影響は限定的
2 集めた口コミが一括で削除される 元に戻らない
3 一定期間、新規口コミの受付が停止される 期間経過で回復
4 プロフィールに警告表示が出る 信用毀損
5 ビジネスプロフィールが停止・削除される 再審査が必要。復旧しないこともある

「口コミが消える」の本当の意味

段階2が、実務上いちばん重いダメージです。

3年かけて集めた400件の口コミが消えるということは、400人分の信用がゼロに戻るということです。
星4.8だった表示は消え、新規のお客様から見れば「口コミのない店」になります。

しかも、消えた口コミは復活しません。
書いた本人にもう一度お願いして回ることも、現実的には不可能です。

広告なら、止めても翌日からまた出せます。
口コミは違います。積み上げるのに数年、消えるのは一瞬です。

段階5は、Googleマップからの集客が止まる

ビジネスプロフィールが停止されると、Googleマップの検索結果に出なくなります。

「地域名+業種」で探している、いままさに来店しようとしているお客様。
その全員に、店が存在しないことになります。

飲食・美容・治療院・クリニックのように来店型のビジネスでは、これは営業停止に近い打撃です。

通報は競合からも来る

「バレなければ大丈夫では」と考える方もいます。

しかし、口コミの導線はお客様の目に触れます。
QRを読み取った人が「低評価だと別の画面に飛ばされた」と気づけば、それはいつでも通報できる材料です。

そして、同じ商圏の競合店は、あなたの店の口コミの増え方を見ています。
急に増えれば、まず疑うのは同業者です。Googleには誰でも使える報告フォームがあります。

MEO全般でやってはいけない施策についてはMEO対策でやってはいけないことも参考にしてください。

あなたのツールは大丈夫か|5つの判定質問

契約中の口コミ収集ツールがレビューゲーティングか判定する5つの質問

いま契約している口コミ収集ツールが該当するかどうか、自分で判定できます。

質問1:評価を選んだあと、行き先が変わりますか

「非常に満足」を選んだときと「不満」を選んだときで、次に表示される画面が違う。
違えばアウトです。

質問2:低評価を選んだ人に、Google口コミへのリンクは見えますか

見えないなら、それは門が閉じています。
全員に同じリンクが見えている必要があります。

質問3:管理画面に「Googleに公開されなかった声」が溜まっていますか

「社内フィードバック」「非公開の声」といった名前で低評価だけが溜まっているなら、それは選別した結果です。

意見箱として全員から集めているのか、低評価者だけが流し込まれているのか。溜まっているデータの中身を見れば分かります。

質問4:営業資料に「悪い口コミを防ぐ」と書かれていますか

「ネガティブな口コミがGoogleに書かれるのを防ぎます」
「低評価は社内でキャッチして公開させません」

これらはゲーティングの機能を売り文句にしている表現です。

質問5:星の数を先に聞いていますか

順番の問題です。

先に満足度を聞いて、その結果で導線を決めているなら選別。
先に全員へ口コミをお願いして、感想は別途伺うなら選別ではありません。

ベンダーへの確認文例

自分で判断がつかない場合、ツール提供元に直接聞くのが確実です。
そのまま送れる文面を用意しました。

お世話になっております。

現在利用中のサービスについて、Googleビジネスプロフィールのポリシー適合を確認したく連絡いたしました。

1. 利用者が選んだ評価によって、遷移先や表示内容が変わる仕様はありますか

2. 低評価を選んだ利用者にも、Google口コミへの投稿導線は同じように表示されますか

3. 貴社は、Googleが禁止する「肯定的なクチコミの選択的な募集(レビューゲーティング)」に該当しないと認識されていますか

書面でご回答いただけますと幸いです。

「書面で」がポイントです。
明確に答えられない、または口頭で濁される場合は、その時点で判断材料になります。

すでに導入している場合の、安全な切り替え手順

レビューゲーティングから安全に切り替える3ステップ

ここからが本題です。「やめましょう」だけでは、現実の店舗は動けません。

ステップ1:まず分岐を止める

いちばん先にやるのは、評価による出し分けを切ることです。

ツールに設定があるなら分岐をオフに。
設定がないなら、いったんそのツールの使用自体を止めます。

「切り替え先が決まってから」と先延ばしにしがちですが、逆です。
違反状態が続いている時間が、そのままリスクの量です。

ステップ2:全員に同じ導線を出す

分岐を切ったら、代わりの形を作ります。

  • Google口コミへのQRまたはリンクを、来店した全員に同じものを渡す
  • 意見・要望を伝える窓口を、これも全員に案内する
  • どちらを使うかはお客様が選ぶ

紙のカード1枚でも成立します。
表にGoogle口コミのQR、裏に「ご意見・ご要望はこちら」のQR。それだけです。

大事なのは、両方が同時に、全員の目に入っていること。

ステップ3:過去に集めた口コミはどうなるか

よくある不安ですが、過去分を自分から削除する必要はありません。

書かれている内容は本物のお客様の本物の感想であり、口コミ自体に違反はないからです。
問題があったのは集め方であって、集まった声ではありません。

ただし、Googleが遡って一括削除する可能性はゼロではありません。
だからこそ、止めるのが早いほど、失うものは少なくて済みます。

切り替えると星評価は下がるのか

正直に書きます。短期的には、下がる可能性があります。

これまで通していなかった声が入るようになるので、当然です。
ただし、下がり幅は多くの場合わずかで、しかもそれは本来の評価に戻るだけです。

そして次章のとおり、母数が増えれば影響は急速に薄まります。

選別しなくても口コミは集まる|母数の数学

口コミ件数別に見た、星1が1件入ったときの平均評価の下落幅

「選別をやめたら星が落ちる」という不安に、数字で答えます。

星1が1件入ったとき、平均はどれだけ下がるか

平均4.8の状態に、星1が1件入ったケースを計算します。

現在の口コミ件数 星1が1件入った後 下落幅
10件 4.45 −0.35
50件 4.73 −0.07
100件 4.76 −0.04
200件 4.78 −0.02
500件 4.79 −0.01

10件しかない店にとって星1は事故ですが、500件ある店にとっては誤差です。

星4.5を維持するのに必要な件数

もう少し実務的に計算します。

平均4.8を維持している店で、星1が k 件入っても平均4.5を下回らない必要件数は、次の式で求まります。

必要件数 N ≧ 11.7 × k
想定する星1の件数 必要な総口コミ数
1件 12件以上
3件 35件以上
5件 59件以上
12件(月1件ペースで1年分) 140件以上

つまり、月に1件の星1を覚悟しても、140件を超えていれば星4.5は崩れません。

悪い口コミに強い店とは、悪い口コミが無い店ではありません。
良い口コミの母数が十分にある店です。

選別で分母を絞る発想は、この観点では逆効果ですらあります。

そもそも、書くのは満足した人が多い

もうひとつ、実務上の事実があります。

わざわざ時間を割いて口コミを書く人の多くは、満足した人です。
不満を持った人は、書くより先に黙って二度と来ないことのほうが多い。

選別しなくても、自然と高評価は積み上がります。
声をかける相手を選ぶ必要は、そもそもありません。

依頼のタイミングは工夫してよい

誤解のないように補足します。

タイミングの工夫は、選別ではありません。

施術直後、料理を出した直後、悩みが解決した直後。
満足度が最も高まっている瞬間に全員へお願いするのは、まったく問題ない工夫です。

禁止されているのは相手を選ぶことであって、声をかける時機を選ぶことではありません。

選別せずに、ここまで集まる

選別をやめた運用での口コミ増加実績(飲食店・歯科医院)

理屈の話が続いたので、実際の数字を出します。

いずれもPLUSWEBが支援している店舗の実数で、評価による選別をやめたあとの運用で出したものです。
高評価だけを通す仕組みは使っていません。全員に同じ導線を出して、この数字です。

業種 支援前 現在 伸び
飲食店 283件 3,600件超 約12.7倍(2年間)
歯科医院 17件 630件 約37倍

飲食店のケースは、2年間で3,300件以上増えています。
月あたりに直すと、およそ138件。1日に4〜5件のペースで積み上がり続けている計算です。

歯科医院のケースは、出発点が17件でした。
ほとんどの店舗がここから始まります。17件は「口コミがほぼ無い」状態であり、星1が1件入れば平均が大きく揺れる、いちばん怖い局面です。

この件数になると、何が変わるか

先ほどの計算表を、この2店舗に当てはめてみます。

口コミ件数 星1が1件入ったときの下落幅
17件(支援前の歯科医院) −0.21
630件(現在の歯科医院) −0.006
3,600件(現在の飲食店) −0.001

17件のときは、星1が1件来るだけで平均が0.2以上動きました。
だから怖い。だから「選別してでも守りたい」と考えてしまう。その気持ちはよく分かります。

しかし630件まで来れば、同じ星1の影響は35分の1になります。
3,600件なら、もはや小数点第3位の話です。

守り方が「選別」から「母数」に変わる。 これが、ここまで積み上げた店だけが手に入れる強さです。

選別をやめても、伸びは止まらない

ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。

「選別をやめたら口コミが集まらなくなる」というのは、思い込みです。
上の2件は、まさにその選別をやめた状態で積み上げた数字です。

むしろ逆のことが起きます。
低評価の人を弾かなくなると、声をかける相手を選ばなくてよくなる。 結果として依頼できる母数が一気に増え、集まるスピードは上がります。

選別は、リスクを背負ったうえに、集客の分母まで自分で削っていた——というのが実際のところです。

守秘のため店舗名は伏せますが、この2件に特別な裏技はありません。
来店した全員に同じ導線を出す。誰が、いつ、どう声をかけるかを決めて、続ける。それだけです。

違うのは、それを仕組みとして回し切ったかどうかだけです。

業種別に見る、追加で効いてくる規制

Googleのポリシーに加えて、業種によっては法令が重なります。

医療(クリニック・歯科・整骨院)

医療機関には医療広告ガイドラインが適用されます。

患者の体験談を広告として掲載することには制限があり、口コミの扱いは他業種より慎重さが求められます。
さらに、来院していない人に書かせれば医療法にも抵触します。

クリニック特有の口コミ事情は病院に悪い口コミを書く人の心理と対処法で詳しく扱っています。

飲食・小売

景品表示法と、2023年10月施行のステマ規制が関係します。

口コミと引き換えに割引やサービスを提供すると、有利誤認や不当表示に問われる可能性があります。
「レビューでドリンク1杯サービス」は、Googleのポリシーと景表法の両方に触れうる運用です。

美容・整体・サロン

効果効能の表現には薬機法が絡みます。

お客様が書いた口コミであっても、店側が積極的に誘導して特定の効果を書かせれば、店の広告表現とみなされるリスクがあります。
「〇〇が治ったと書いてください」といった依頼は、ゲーティング以前の問題です。

違反にならない口コミ集めの基本

最後に、明日から実行できる形にまとめます。

原則1:全員に、同じ導線を

評価で分けない。相手で選ばない。
来店したすべてのお客様に、同じ案内を同じように渡します。

原則2:不満の受け皿は「別に」置く

店が行き先を振り分けるのか、お客様が選ぶのか

低評価者を隔離するのではなく、誰でも使えるご意見窓口を並べて置く

「不満な方はこちら」と行き先を指定するのはゲーティングですが、
「ご意見もお待ちしています」と選択肢を示すのは、ごく普通のお客様対応です。

振り分けるのか、並べて置くのか。 ここが分かれ目です。

原則3:全件に返信する

届いた口コミには、良いものにも悪いものにも返信します。

返信は、書いた本人だけでなくこれから読む見込み客に向けたメッセージです。
低評価に誠実な返信がついている店は、かえって信用されます。

悪い口コミがゼロの店より、悪い口コミにきちんと向き合っている店のほうが選ばれる。
これは実際の来店行動に現れます。

原則4:仕組みにして、続ける

一度お願いして終わりでは増えません。

誰が、いつ、どうやって声をかけるのか。
スタッフ全員が同じようにできる手順にまで落とし込めて、はじめて口コミは積み上がります。

よくある質問

Q
「良かったら口コミお願いします」と声をかけるのも違反ですか?
A

いいえ、問題ありません。
違反になるのは、満足度を確認してから相手を選んで声をかける場合です。全員に同じように声をかけるなら、まったく問題ない依頼です。

Q
アンケート自体をやめるべきですか?
A

やめる必要はありません。
アンケートで満足度を把握するのは有益です。問題は、その回答によってGoogle口コミへの導線を出し分けることです。アンケートと口コミ依頼を切り離せば、両立できます。

Q
すでに数年間ゲーティングをしていました。今から止めれば大丈夫ですか?
A

止めるのが早いほどリスクは下がります。
過去分を自分から削除する必要はありません。ただしGoogleが遡って対応する可能性は残るため、放置せず速やかに切り替えることをおすすめします。

Q
低評価の人に意見を聞くこと自体がダメなのですか?
A

いいえ。意見を聞くことは推奨されます。
ダメなのは「低評価の人にはGoogle口コミを見せない」という出し分けです。全員に両方の選択肢を見せていれば問題ありません。

Q
ツール会社が「違反ではない」と言っています。信じていいですか?
A

書面での回答を求めてください。
Googleのポリシー原文(本記事に引用)と照らして、「評価によって遷移先が変わるか」を確認すれば判断できます。口頭で濁される場合は慎重になるべきです。

Q
星評価が下がるのが怖いです。
A

母数を増やすのが答えです。
本記事の計算のとおり、140件を超えれば月1件の星1が入っても4.5は維持できます。選別で分母を絞るより、全員に依頼して分母を増やすほうが結果的に安定します。実際、選別をやめた店舗が2年で283件から3,600件超まで伸ばした例があります(07章)。

Q
競合がゲーティングをしています。うちだけ守るのは不利では?
A

短期的にはそう見えるかもしれません。
ただし競合は、いつ口コミを全消しされてもおかしくない状態を抱えています。数年単位で見れば、消えない資産を積んでいるほうが有利です。

Q
口コミが集まらない原因が、そもそも分かりません。
A

多くの場合、依頼のタイミングと手渡し方に原因があります。
声のかけ方、渡す物、渡す人、渡す瞬間。この4つを設計するだけで反応は大きく変わります。

まとめ

  • レビューゲーティングは、Googleが明文で禁止している(「肯定的なクチコミを選択的に募る行為」)
  • 罰を受けるのはツール会社ではなく店舗。最悪はプロフィール停止でGoogleマップから消える
  • 見分け方は1つ。評価によって行き先が変わるならアウト
  • すでに導入していても、止めるのが早ければ失うものは少ない
  • 選別しなくても口コミは集まる。140件を超えれば月1件の星1では星4.5は崩れない
  • 依頼すること自体は違反ではない。堂々と全員にお願いするのが正解

悪い口コミが怖いから選別する、という発想は、短期的には効くように見えて、店の土台そのものを賭けています。

本当に強い店は、悪い口コミが無い店ではありません。
良い声が十分に積み上がっていて、悪い声にも誠実に向き合っている店です。

口コミの集め方を、違反せずに設計し直したい方へ

PLUSWEBの「口コミPLUS」は、レビューゲーティングを行いません。

評価による出し分けをせず、全員に同じ導線を出したうえで口コミを積み上げる設計です。
届いた口コミへの返信も、良いものから厳しいものまで全件対応します。

「いま使っているツールが該当するか分からない」
「切り替えたいが、星評価が落ちないか不安」

そうしたご相談だけでも構いません。
現在の運用を伺って、どこを直せば安全になるかをお伝えします。

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