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ポスティング集客

ポスティング集客の完全ガイド|費用・業者選び・配布の手順

ポスティングは、いまも効く店には効きます。

ただし、効く店と効かない店がはっきり分かれます。そして、効かなかった事例の多くは、媒体の問題ではなく、進め方の問題です。

広い範囲に1回だけ撒く。エリアを感覚で決める。反響を測らずに「効かなかった」と結論づける。この3つが揃うと、ほぼ確実に失敗します。

この記事では、始める前に決めることから順に、配布方法の違い、エリアと回数の決め方、料金の内訳、業者の選び方、反響の測り方、そしてトラブルを避けるためのルールまでを、実務の順番どおりに並べます。

「撒いたのに反応がない」の原因分析と改善はポスティングは無駄?効果がないと感じる原因にまとめました。この記事は、これから始める人・やり方を組み直したい人向けの手順書です。

この記事を書いた人

株式会社WEBRIES 代表取締役
小宮 康利

自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。こうした実績を元に、500社以上に対してコンサルティングを行い、現在では自身の会社を運営する傍ら、COO、CMOとして店舗・企業に携わり、企業のWEBマーケティングを支えている。店舗ビジネス向けの集客支援サービスPLUSWEBを運営している。
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ポスティングが効く店・効かない店

媒体の相性は、始める前に判断できる

まず、自店に向いているかどうかを確認してください。

効きやすい 効きにくい
徒歩・自転車圏に住民がいる 商圏に住民がほとんどいない
繰り返し使われる業態(飲食・整体・美容・塾) 一生に数回しか使わない業態
高単価で、1件取れれば回収できる 単価が低く、大量に必要
高年齢層の利用が多い 若年層のみが対象
近隣に競合が少ない 同業が密集している

住宅がなければ、どれだけ撒いても届かない

当たり前に見えますが、ここを外している例は多いです。

オフィス街や工場地帯の店が住宅向けに撒いても、そもそも配布先がありません。 その場合は事業所向けの配布(後述)に切り替えるか、別の手段を選んでください。

単価が低い業態は、回収の計算が先

1件あたりの粗利が小さい業態は、必要な反響数が多くなります。

  • 1人あたり粗利 1,000円の店で、配布費用5万円を回収するには 50人
  • 1人あたり粗利 5,000円の店なら 10人

同じ反響率でも、成立するかどうかが変わります。 計算のしかたは後の章に書きます。

「効かなかった」の多くは、回数が足りていない

1回撒いて反応が無かった、というのはほぼ想定どおりです。

1回目は認知されず、2回目で「見たことがある」になり、3回目で行動につながる、という順に進みます。1回で判断しないでください。

始める前に決める4つ

ここを決めずに始めると、測れなくなる

配布を依頼する前に、次の4つを決めます。

決めること 決め方
目的 新規獲得か、既存客の再来か、認知か
エリア 実際の来店客の住所から逆算する
回数と間隔 同じエリアに3回、2〜4週間おき
予算 1人あたり粗利から、回収できる額を出す

目的を1つに絞る

「新規もリピートも」と欲張ると、チラシの内容が定まりません。

  • 新規獲得 … 初回限定の内容、場所と行き方を大きく
  • 再来促進 … 新メニュー・季節の案内、既存客に届く範囲だけ
  • 認知 … 開店・移転の告知。反響ではなく到達で測る

予算は、回収から逆算する

配布費用は、1人あたり粗利 × 見込める反響数と比べます。

例として、1人あたり粗利2,000円の店が、5,000枚を7円で配布する場合。

  • 費用 = 5,000枚 × 7円 = 35,000円(+印刷代)
  • 印刷代を15,000円とすると、合計 50,000円
  • 回収に必要な来店数 = 50,000 ÷ 2,000 = 25人

5,000枚で25人が成立ラインです。この数字を先に出しておくと、結果を感覚で判断せずに済みます。

リピートを見込むなら、上限は上がる

飲食店や整体院のように繰り返し来る業態は、初回だけで判断しないでください。

平均2回来る店なら、実質の粗利は2倍です。ただし、リピート率が実測できていない段階では、初回で回収する前提で組んでください。赤字に気づくのが遅れます。

配布方法の種類

「どこに入れるか」で、単価も反応も変わる

ポスティングには、いくつかの配布方法があります。単価が安い方法ほど、狙いが粗くなります。

方法 内容 単価の傾向
軒並み配布(ローラー) 指定範囲すべてに入れる 最も安い
集合住宅限定 マンション・アパートのみ 安い。効率が高い
戸建て限定 一戸建てのみ やや高い
事業所配布 オフィス・店舗へ 高め
セグメント配布 条件で絞る(世帯構成など) 最も高い

軒並み配布は、狭い範囲でこそ意味がある

いちばん安い方法ですが、範囲を広げると急に効かなくなります。

来店可能な距離を超えて撒いても、届いた人は来られません。軒並みで撒くなら、範囲を絞るのが原則です。

集合住宅と戸建てを、目的で使い分ける

業態 向いている先
単身向け・テイクアウト・宅配 集合住宅
ファミリー向け・高単価・リフォーム 戸建て
ランチ・法人利用 事業所

単身が多い業態が戸建てに撒くのは、費用の無駄になりやすい組み合わせです。

事業所配布は、ランチ営業と相性がいい

オフィス街の飲食店は、住宅ではなく近隣のオフィスが客層です。

昼のメニューと提供時間、テイクアウトの可否を入れたチラシを、周辺のビルに配ります。法人の宴会予約も、ここから来ます。

新聞折込・DM・手渡しとの違い

紙で届ける方法は、ポスティングだけではない

紙の配布には他の選択肢もあります。どれが優れているかではなく、届く相手が違います。

方法 届く相手 単価の傾向
ポスティング 指定エリアの全世帯 1枚3〜7円前後
新聞折込 新聞購読世帯のみ 1枚3〜8円前後
DM(郵送) 住所が分かっている既存客 1通数十円〜
手渡し(街頭配布) 通行人 人件費が中心
店頭配布 来店中の客 ほぼ0円

新聞折込は、購読世帯にしか入らない

新聞の購読率は年々下がっています。若い世帯には届きません。

一方で、高年齢層が多い商圏では、いまも有効です。折込は新聞と一緒に読まれるため、扱いが丁寧になる傾向もあります。

若年層が対象ならポスティング、高年齢層が中心なら折込も選択肢、という切り分けになります。

DMは、既存客への再来促進に使う

住所が分かっている相手にしか送れないため、新規獲得には使えません。

そのかわり、一度来た人に届く確実性は最も高いです。しばらく来ていない客への案内、記念日の案内などに向きます。

なお、取得した住所を目的外に使うと個人情報保護の問題になります。取得時に「案内を送ることがある」と伝えておいてください。

手渡しは、場所の許可が要る

駅前や路上での配布は、場所によって許可が必要です。

私有地(駅構内・商業施設内)は管理者の許可、道路は所轄警察署の道路使用許可が要る場合があります。無許可で行うとトラブルになります。

店頭配布は、いちばん安く確実

見落とされがちですが、いま来ている客に渡すのが最も安く、最も読まれます。

次回の案内、限定メニューの告知、テイクアウトのメニュー。会計時に一言添えて渡すだけで、リピートの導線になります。

エリアの決め方

感覚で決めない。来ている客の住所から逆算する

エリア選定は、ポスティングで最も結果を左右する部分です。

実際の来店客から、商圏を測る

いちばん確実なのは、すでに来ている客がどこから来ているかを見ることです。

方法 やり方
予約時の住所・最寄り駅 予約台帳から拾う
ポイントカードの登録情報 郵便番号だけでも十分
GBPのルート検索 どの方向から来ているかが分かる
アンケート 「どのあたりからお越しですか」

地図に印を打つと、商圏の形が見えます。 円ではなく、線路や大通りで歪んだ形になるのが普通です。

川・線路・大通りは、商圏の境界になる

地図上では近くても、渡るのが面倒な場所からは来ません。

  • 大きな川、線路、片側3車線の道路
  • 坂(自転車で来られるかが変わる)
  • 行政区の境(生活動線が分かれる)

半径〇kmで機械的に切らないでください。 境界を越えた先に撒いた分は、ほぼ無駄になります。

狭く始めて、広げる

最初から広く撒くと、どこが効いたか分かりません。

まず最も近いエリアだけに3回撒く。 反響が出たら、隣のエリアへ広げる。この順にすると、効くエリアと効かないエリアの境目が分かります。

競合の位置も見る

同業が近くにある場合、その店を挟んだ向こう側は取りにくくなります。

自店と競合の中間線より内側から埋めてください。

配布回数と間隔

1回で判断しない。3回で1セット

回数の原則は決まっています。

同じエリアに3回。間隔は2〜4週間。

起きること
1回目 ほぼ認識されない
2回目 「見たことがある」になる
3回目 必要が生じたときに思い出す

1回目の反響で判断しないでください。 3回撒いて初めて、その媒体が効くかどうかが分かります。

間隔が空きすぎると、1回目に戻る

2ヶ月空くと、前回の記憶は残りません。

2〜4週間が目安です。逆に、毎週入れると煩わしさが先に立ちます。

内容は、少しずつ変える

3回とも同じチラシだと、2回目以降は見られません。

  • 1回目:店の紹介(何の店か、どこにあるか)
  • 2回目:メニューや価格を具体的に
  • 3回目:期限のある案内(今月中、〇月〇日まで)

期限を入れるのは3回目です。最初から割引を出すと、値引きでしか来ない客が集まります。

料金の内訳

「1枚〇円」だけを比べても判断できない

ポスティングの費用は、配布と印刷とデザインに分かれます。

項目 目安 注意
配布単価 1枚 3〜7円前後 配布方法・地域で変わる
印刷代 部数が多いほど安い 5,000部以上で単価が下がる
デザイン費 数千円〜数万円 テンプレートなら安く済む
最低受注部数 3,000〜5,000部が多い 少部数は単価が上がる
オプション GPS報告・写真報告など 見積もりに含まれるか確認

安い単価には、理由がある

極端に安い見積もりは、軒並み配布で範囲が広いか、配布品質の管理が弱いことがあります。

投函されずに廃棄される事故(いわゆる「未配」)は、単価の安い業者ほど起きやすい傾向があります。報告体制を確認してください。

印刷とセットで頼むと安くなることがある

印刷通販の中には、印刷から配布まで一括で発注できるサービスがあります。

別々に手配するより手間が減り、総額でも安くなる場合があります。ただし、エリア指定の細かさは地域密着の業者のほうが柔軟なことが多く、そこは比べてください。

サイズは、B5かA4で足りる

大きくすれば読まれる、というものではありません。

  • B5:安い。ポストで折れにくい
  • A4:情報量を入れられる。定番
  • 両面印刷は、片面より数割高くなる程度

紙質を上げるより、部数と回数に予算を回してください。

業者の選び方

「1枚〇円」ではなく、報告体制で選ぶ

業者は地域ごとに違うため、「地域名+ポスティング」で検索し、3社から相見積もりを取るのが基本です。

見るのは価格だけではありません。

確認すること なぜ見るか
配布エリアの指定粒度 丁目単位で指定できるか
報告の形 GPSログ・配布報告書・写真
未配時の対応 配れなかった分をどう扱うか
クレーム対応 投函禁止の申し出をどう処理するか
配布スタッフの管理 自社スタッフか、外部委託か
最低受注部数 少部数で試せるか

GPS報告があるかどうかで、安心感が変わる

配布は、やったかどうかを店側から確認できません。

GPSログや配布報告書を出す業者を選んでください。同じ単価なら、報告があるほうを選ぶだけで十分です。

相見積もりは、条件を揃えて取る

3社に別々の条件で聞くと、比較になりません。

相見積もりで伝える条件

配布エリア(丁目まで指定、または地図で範囲を示す)

部数と配布方法(軒並み/集合住宅のみ など)

配布時期と回数(〇月に1回、計3回)

チラシのサイズと重さ(B5・両面 など)

必要な報告(GPSログの有無)

自社配布とクラウドソーシング

費用を抑える方法として、自分で配るクラウドソーシングで人を集めるという選択肢もあります。

方法 向いている場面 注意
自社配布 少部数・近距離 時間の人件費を計算に入れる
クラウドソーシング 費用を抑えたい 配布品質の管理が難しい
業者委託 数千部以上 報告体制で選ぶ

クラウドソーシングは、報告の担保が弱くなります。 トラブル時の責任も曖昧になりやすいため、規模が小さいうちだけの手段と考えてください。

チラシに載せる情報

読まれるのは数秒。決まっているのは載せる順番

ポストから出して捨てるまでの数秒で、読むかどうかが決まります。

必ず載せるのは、この5つです。

要素 書き方
何の店か 業態を一言で(〇〇の専門店)
場所と行き方 地図+最寄りからの距離。駐車場の有無
価格帯 「ランチ1,000円前後」で十分
営業時間と定休日 見て来られる日が分かる
連絡先・予約方法 電話番号、QRコード

地図は、必ず入れる

住所だけでは行けません。地図と、最寄り駅・目印からの道順を入れてください。

車で来る商圏なら、駐車場の有無と台数が最も見られます。

「こだわり」より「行けるかどうか」

長い文章は読まれません。

行ける/行けないを判断できる情報を先に置いてください。反応率を上げる細かい工夫はポスティングは無駄?効果がないと感じる原因にまとめています。

QRコードは、飛ばす先を分ける

チラシにQRを入れるなら、ポスティング専用のリンク先にしてください。

そうすれば、そのQRからのアクセス数がそのまま反響数になります。トップページに飛ばすと、他の流入と混ざって測れません。

業種によって、載せるものが変わる

同じチラシの型でも、決め手になる情報が違う

「何の店か・場所・価格帯」は共通ですが、その次に何を置くかは業種で変わります。

業種 決め手になる情報
飲食 価格帯、駐車場、テイクアウトの可否、写真
整体・治療院 症状の例、施術時間、初回の流れ、駐車場
美容室・サロン 料金表、担当者、予約の取りやすさ
塾・教室 対象学年、費用と期間、体験の有無
リフォーム・不動産 施工事例、対応エリア、無料相談の窓口

飲食は、写真と価格で決まる

料理写真は自店のものを使ってください。

素材サイトの写真を使うと、来店時の落差になります。「写真と違った」は低評価の口コミで最も多い書かれ方の一つです。

価格帯を入れると反響数は減りますが、来店の質が上がります。 「いくらか分からない店には入らない」という人は想像以上に多いです。

整体・治療院は、書ける内容に制限がある

整骨院・接骨院、鍼灸院などは、広告できる内容が法律で制限されています。

  • 「必ず治る」「〇〇が治る」といった効果の断定は不可
  • 患者の体験談は掲載不可
  • 施術内容によって、そもそも広告できる範囲が狭い

チラシは広告そのものなので、ここを外すと問題になります。詳しくは整骨院の集客方法にまとめました。

塾・教室は、費用を書いたほうが問い合わせが増える

「まずはお問い合わせください」は、問い合わせるコストを相手に負わせています。

費用と期間を出したほうが、問い合わせの数も質も上がります。比較の段階で外れずに済みます。

いつ撒くかで、結果が変わる

同じチラシでも、時期を外すと届かない

配布の時期は、業種の繁忙期の少し前に合わせます。

時期 動く業種
1〜3月 塾・教室(新学期)、引越し関連
3〜4月 歓送迎会、新生活の飲食・美容
7〜8月 夏期講習、レジャー、テイクアウト
9〜10月 秋の行楽、リフォーム
11〜12月 忘年会(10月から)、大掃除、年末年始の告知

宴会シーズンは2ヶ月前です。12月に忘年会のチラシを入れても、幹事はもう店を決めています。

曜日と時間帯

配布のタイミングにも、向き不向きがあります。

  • 週末の来店を狙うなら、水〜木曜に配る(週末の予定を決める前)
  • 平日ランチを狙うなら、月曜より日曜〜月曜に届くように
  • 雨の日の配布は避ける(紙が濡れて印象が悪くなる)

繰り返す時期を、年間で決めておく

毎回考えると止まります。

年に3〜4回、時期を決めて回すのが現実的です。繁忙期の前に3回セットで撒き、その効果を測ってから次を組む。この形なら続きます。

反響の測り方

測る仕掛けを、チラシ側に作っておく

ポスティングは、測る仕掛けを入れておかないと後から測れません。

方法 やり方
クーポンの回収 「持参で1品サービス」。回収枚数を数える
専用QR・URL チラシ専用のページに飛ばす
専用の電話番号 媒体ごとに番号を分ける
予約時に4択で聞く Google/SNS/チラシ/紹介

いちばん簡単なのは、予約時の4択です。自由記述だと答えてもらえません。

反響率の目安に、幅がある理由

一般に反響率は非常に低い水準で語られますが、業態・エリア・回数で大きく変わります。

他店の数字を基準にせず、自店の「回収に必要な来店数」と比べてください。 前の章で出した計算がそのまま判断基準になります。

効果は、配布後2週間で見る

チラシは、手元に残る期間が短い媒体です。

反響は配布後1〜2週間に集中します。ただし、冷蔵庫に貼られるタイプ(マグネット・割引券)は、もっと長く効きます。

3回終わってから判断する

1回ごとの数字は、参考程度に留めてください。

3回撒き終えた時点の累計で、回収ラインを超えたかどうかを見ます。

トラブルを避けるためのルール

知らずにやると、クレームでは済まないことがある

ポスティングには、守るべきルールがあります。業者に任せていても、依頼した側の責任が問われる場面があります。

場面 注意点
「チラシお断り」の表示 表示がある郵便受けには投函しない
マンションの管理規約 敷地内立入禁止・投函禁止の物件がある
オートロック内への立入 住居侵入にあたる可能性がある
郵便受け以外への差し込み ドアノブ・玄関先は避ける
深夜・早朝の配布 騒音の苦情になりやすい

「お断り」表示は、必ず守る

表示があるのに投函すると、苦情に直結します。

過去には、投函禁止の表示があるマンションに繰り返し投函した事例で、法的な問題として扱われたケースが報じられています。業者に依頼する際は、この点の運用を必ず確認してください。

苦情が来たときの窓口を決めておく

苦情は、業者ではなく店に直接来ます。

  • 誰が受けるかを決めておく
  • 該当の住所を業者に伝え、次回から除外してもらう
  • 除外リストを業者が管理しているか、契約前に確認する

「対応します」と口頭で言われるだけでは足りません。 除外の仕組みがあるかを聞いてください。

表示に関する法令も守る

チラシの内容にも規制があります。

  • 実際に販売していない価格を「通常価格」として並べる二重価格表示
  • 根拠のない「地域No.1」「日本一」
  • 「口コミを書いたら割引」(Googleの規約違反)

割引をうたうなら、その価格で相当期間、実際に販売していた実績が必要です。

オンライン施策との組み合わせ

紙で知って、スマホで確認される

チラシを見た人は、そのまま来店するとは限りません。

多くの人は、店名で検索してから判断します。

チラシを見たあとの行動 見られる場所
店名で検索 Googleビジネスプロフィール
口コミを読む Googleの口コミ
写真を見る GBP・Instagram
予約する 予約ページ・電話

ここが整っていないと、チラシで作った興味がそこで止まります。

撒く前に、Googleマップを埋める

費用0円で、2時間ほどで終わります。カテゴリ・営業時間・メニュー・価格・入口の写真。手順はMEO対策を自分でやる手順にまとめました。

口コミが少ないと、そこで比較される

チラシを見て検索した人は、近隣の同業も一緒に見ます。

自店の口コミが3件で、隣の店が200件なら、そちらが選ばれます。集め方はGoogle口コミの増やし方にまとめました。

なお、「良い評価をくれそうな人にだけ声をかける」のは規約違反です。 詳しくはレビューゲーティングとはを読んでください。

よくある質問

Q
ポスティングはまだ効果がありますか?
A

商圏に住民がいる店では、いまも効きます。 特に高年齢層の利用が多い業態や、繰り返し使われる業態(飲食・整体・美容・塾)と相性がいい媒体です。逆に、オフィス街や工場地帯のように住宅が少ない商圏では、配布先そのものがありません。

Q
何枚くらい撒けばいいですか?
A

枚数より先に、回収に必要な来店数を出してください。 1人あたり粗利2,000円の店が5万円かけるなら、25人来れば回収です。そのうえで、業者の最低受注部数(3,000〜5,000部が多い)に合わせます。広く1回より、狭い範囲に3回が原則です。

Q
1回撒いて反応がありませんでした。失敗ですか?
A

想定どおりです。 1回目はほぼ認識されません。2回目で「見たことがある」になり、3回目で行動につながります。3回撒き終えた累計で、回収ラインを超えたかどうかを判断してください。

Q
配布単価はいくらが相場ですか?
A

1枚3〜7円前後が目安ですが、配布方法と地域で変わります。 軒並み配布が最も安く、セグメント配布が最も高くなります。単価だけで選ばないでください。 極端に安い場合、範囲が広すぎるか、配布品質の管理が弱いことがあります。

Q
業者はどう選べばいいですか?
A

「地域名+ポスティング」で検索し、条件を揃えて3社から相見積もりを取ってください。 見るのは価格ではなく、エリア指定の粒度(丁目単位か)と報告体制(GPSログ・配布報告書)です。同じ単価なら、報告があるほうを選べば十分です。

Q
自分で配ってもいいですか?
A

少部数・近距離なら現実的です。 ただし、自分の時間を人件費として計算に入れてください。数千部を超えると、業者に頼んだほうが安くなることが多くなります。クラウドソーシングは費用を抑えられますが、配布品質の担保が弱い点に注意が必要です。

Q
「チラシお断り」と書いてある家に入れても大丈夫ですか?
A

入れないでください。 表示があるのに投函すると苦情に直結し、繰り返した場合は法的な問題として扱われた事例も報じられています。オートロック内への立入も避けてください。 業者に依頼する場合も、この運用を必ず確認してください。

Q
苦情が来たらどうすればいいですか?
A

苦情は業者ではなく店に直接来ます。 受ける担当を決めておき、該当の住所を業者に伝えて次回から除外してもらってください。契約前に、除外リストの仕組みがあるかを確認しておくと安心です。

Q
チラシに何を書けばいいですか?
A

何の店か・場所と行き方・価格帯・営業時間・予約方法の5つです。特に地図と駐車場の有無は必ず入れてください。こだわりの説明より、行けるかどうかを判断できる情報が先です。

Q
効果はどう測ればいいですか?
A

測る仕掛けをチラシ側に入れておいてください。 持参で1品サービスにして回収枚数を数える、チラシ専用のQRを作る、予約時に「どこで知ったか」を4択で聞く。いちばん簡単なのは4択です。後から測ろうとしても測れません。

Q
ネット集客とどちらを優先すべきですか?
A

Googleビジネスプロフィールが先です。 費用0円で、いま探している人に直接届きます。また、チラシを見た人も店名で検索するため、そこが空欄だとチラシで作った興味が止まります。 撒く前に埋めてください。

まとめ

  • ポスティングは商圏に住民がいる店では、いまも効く
  • 1回で判断しない。 同じエリアに3回、2〜4週間おき
  • 始める前に目的・エリア・回数・予算の4つを決める
  • 予算は回収に必要な来店数から逆算する
  • 配布方法は軒並み・集合住宅・戸建て・事業所で単価も反応も変わる
  • エリアは実際の来店客の住所から逆算する
  • 川・線路・大通りは商圏の境界になる。半径で機械的に切らない
  • 狭く始めて、効いたら広げる
  • 3回とも同じチラシにしない。期限を入れるのは3回目
  • 料金は配布単価だけでなく、印刷・デザイン・最低部数まで見る
  • 業者はエリア指定の粒度と報告体制(GPSログ)で選ぶ
  • 相見積もりは、条件を揃えて3社
  • チラシに載せるのは何の店か・場所・価格帯・営業時間・予約方法
  • QRは専用のリンク先に飛ばす。トップに飛ばすと測れない
  • 「チラシお断り」の表示は必ず守る。 オートロック内へ立ち入らない
  • 苦情の受け窓口と除外の仕組みを決めておく
  • 撒く前にGoogleビジネスプロフィールを埋める

ポスティングは、古い手段ではありません。

近くに住んでいるのに店を知らない人へ、確実に届けられる数少ない方法です。

ただし、範囲・回数・測り方を決めずに撒くと、何も残りません。逆に、この3つを決めておけば、効いたかどうかがはっきり分かる、扱いやすい媒体です。

チラシを見た人は、必ず検索します

PLUSWEBの「口コミPLUS」は、口コミを集めるのは店舗のスタッフという前提に立ったサービスです。

「なぜ口コミが必要なのか」をスタッフと共有し、お客様にお願いできる状態になるまでを支援します。届いた口コミへは全件返信を代行します。

チラシで興味を持った人は、その場で来るとは限りません。店名で検索し、口コミを読んでから決めます。 そこで近隣の同業と並んだとき、口コミ3件の店と200件の店では、選ばれ方が違います。

飲食店の実例として、口コミ283件から3,600件超まで積み上がった店舗があります。集め方は評価による出し分け(レビューゲーティング)を行わない設計です。

「チラシを撒いても反応が薄い」
「Googleの口コミが二桁で止まっている」

そうしたご相談だけでも構いません。近隣の競合と口コミ件数を比べたうえで、何が足りないかをお伝えします。

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