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Google口コミに反論したくなったら|書く前に見る手順

「来ていない人が書いている」
「うちはそんな対応をしていない」

事実と違う口コミが入ったとき、反論したくなるのは当然です。

ただ、先に結論を書きます。公開の返信欄で反論しても、読む人にはほぼ伝わりません。

理由は単純で、読む人はどちらが正しいかを判断できないからです。第三者から見えるのは事実関係ではなく、店の態度だけです。

だからといって、黙って受け入れる必要もありません。やり方があります。

この記事では、反論したくなったときに何をすればいいかを、順番に整理します。
私たちは口コミPLUSで、店舗のスタッフがお客様に口コミをお願いできる状態づくりを支援し、届いた口コミへの全件返信を代行しています。低評価への対応もその中に含まれます。

一般的な返信の書き方はGoogle口コミの返信方法にまとめています。この記事は「事実と違うとき」だけを扱います。

この記事を書いた人

株式会社WEBRIES 代表取締役
小宮 康利

自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。こうした実績を元に、500社以上に対してコンサルティングを行い、現在では自身の会社を運営する傍ら、COO、CMOとして店舗・企業に携わり、企業のWEBマーケティングを支えている。店舗ビジネス向けの集客支援サービスPLUSWEBを運営している。
仕事内容がわかる動画はこちら>

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反論する前に、3つに分ける

同じ「事実と違う」でも、打ち手がまったく違う

まず分類してください。 ここを飛ばして返信を書くと、たいてい失敗します。

種類 よくある形 打ち手
1. 誤解 ルールや料金を勘違いしている 返信で事実を置く
2. 取り違え 別の店・別の日と混同している 返信で確認を促す
3. 事実無根 来店していない/出来事そのものが無い 削除申請。返信は最小限

1と2は返信で解決します。3だけが別ルートです。

1. 誤解:ルールが伝わっていない

「予約したのに30分待たされた」「追加料金を取られた」といった内容が、店側のルールとしては正しいケースです。

このとき悪いのは、多くの場合伝え方です。返信で事実を書くと同時に、同じ誤解が二度と起きない導線(メニュー表記・予約ページの注記)を直してください。

同じ内容の低評価が2件以上あるなら、それは口コミの問題ではなく、店の説明の問題です。

2. 取り違え:別の店と混同している

チェーン店や、近くに同名・類似名の店がある場合に起きます。

指摘の仕方には注意が要ります。 「うちではありません」と断定すると、読む人には言い訳に見えます。確認をお願いする形にしてください(後で例文を出します)。

3. 事実無根:そもそも来ていない

競合の嫌がらせ、逆恨み、まったくの人違い。ここだけは返信で解決しません。

削除申請が本筋です。ただし、削除されるまでの間に読まれるので、短い返信は置いておきます。

公開の場で「反論」すると何が起きるか

読む人が見ているのは、事実関係ではなく態度

ここを理解しておかないと、正しいことを書いて損をします。

口コミを読んでいるのは、投稿者ではありません。 これから来るかどうかを迷っている、別の人です。

その人には、次のように見えます。

店の返信 読む人の受け取り方
「事実と異なります」と強く否定 「揉めそうな店だ」
投稿者の記憶違いを細かく指摘 「自分もこう言われるのか」
来店日時や注文内容を書いて反証 「客の情報を晒す店だ」
事実を1〜2行だけ静かに置く 「ちゃんとしている店だ」

正しさで勝っても、印象で負けます。

反論と「事実を置く」は違う

同じ内容でも、書き方で受け取られ方がまったく変わります。

反論に見える書き方

そのような対応はしておりません。当店では予約時に必ずご説明しております。事実と異なる内容ですので、訂正をお願いいたします。

事実を置く書き方

ご不便をおかけしました。当店では、混雑時の待ち時間についてご予約時にご案内しております。

ご案内が行き届いていなかった可能性がありますので、表示を見直します。

後者は、何も認めていません。 事実は同じです。
違うのは、投稿者を正そうとしていない点だけです。

3行を超えたら、たいてい反論になっている

目安として、返信は3〜4行に収めてください。

長くなるのは、たいてい説明したい気持ちが勝っているときです。読む人はそこまで読みません。

反論に見えない書き方(例文)

謝る必要はない。事実だけ置けばいい

謝罪から入る必要はありません。 事実と違うなら、謝ると認めたことになります。

使うのは「お詫び」ではなく「お手数をおかけしました」のような、事実に踏み込まない一言です。

ケース1:ルールを誤解されている

誤解への返信

ご来店ありがとうございました。ご案内が行き届かず、お手数をおかけしました。

当店では〇〇について、ご予約時とメニューに記載のうえご案内しております。

分かりにくい表記でしたので、見直します。

ポイントは最後の1行です。 事実を置いたあとに改善を1つ足すと、反論に見えなくなります。

ケース2:別の店と取り違えている

取り違えへの返信

ご投稿ありがとうございます。

いただいた内容について、当店の記録では該当が見つかりませんでした。

お手数ですが、ご来店日をお知らせいただけますと確認いたします。〇〇(電話番号)

「うちではありません」とは書きません。
確認を申し出るだけで、読む人には「調べる姿勢のある店」に見えます。

ケース3:事実無根(来店していない)

事実無根への返信

ご投稿ありがとうございます。

恐れ入りますが、いただいた内容について当店では確認できておりません。

ご利用の状況をお知らせいただけますと幸いです。

これ以上は書かないでください。 削除申請と並行して、この3行だけ置いておきます。

共通して外さないこと

  • 投稿者を否定しない(「嘘」「事実無根」と書かない)
  • 来店日時・注文内容・氏名を書かない
  • 改善を1つだけ添える(無理なら省く)
  • 3〜4行で終える

やってはいけない返信

1回の返信で、それまでの評価が全部ひっくり返る
やってはいけないこと 何が起きるか
来店記録・注文内容を書く 個人情報の扱いとして問題になる
投稿者の氏名やハンドル名に触れる 同上
「営業妨害です」「法的措置を取ります」と書く 読む人が全員それを読む
感情的な長文で反証する 揉めている店として記憶される
削除されるまで放置する 対応していない店に見える
他の口コミにだけ返信する 都合の悪いものを避けたと分かる

とくに「来店記録を書く」は避ける

反論として最も強力に見えるのが、「〇月〇日にご来店の方ですね」という書き方です。

これは絶対にやらないでください。

読む人からは「この店は客の来店履歴を公開の場に書く」と見えます。投稿者本人でなくても、次に自分が書かれるかもしれないと感じます。

事実として正しくても、失うものが大きすぎます。

法的措置を口コミ欄に書かない

本当に法的措置を検討している場合でも、公開の返信欄には書かないでください。

そのやり取りは、これから来る客が全員読みます。 進めるなら、口コミ欄の外でやってください。

低評価そのものへの向き合い方はGoogle口コミで悪口ばかりのときの立て直し方にまとめています。

削除申請が通る基準

「事実と違う」だけでは、削除されない

ここは誤解が多いところです。

Googleが削除するのは、ポリシー違反の口コミであって、「事実と違う」口コミではありません。

削除される可能性がある 削除されにくい
なりすまし・利益相反(競合・元従業員) 事実と違う内容
個人情報の公開(氏名・電話番号など) 主観的な感想(「まずい」「態度が悪い」)
中傷・差別・わいせつな表現 星だけで本文がない
スパム・宣伝・関係のない内容 誇張された不満
実際の体験にもとづかない投稿 昔の出来事についての投稿

右側は、どれだけ理不尽でも消えません。

申請する前に、どの違反に当たるかを決める

申請フォームでは理由を選びます。ここを曖昧にすると通りません。

「事実と違う」だけでは、Googleは判断できません。「実際の体験にもとづいていない」「利益相反にあたる」のように、ポリシーの言葉に翻訳してから出してください。

手順

  1. Googleマップ、またはビジネスプロフィールの管理画面で該当の口コミを開く
  2. 口コミの横のメニューから「不適切な口コミを報告」を選ぶ
  3. 違反の種類を選ぶ(ここが判断の分かれ目)
  4. 補足を求められた場合は、具体的な根拠を短く書く
  5. 送信し、審査を待つ

審査には時間がかかります。 その間も口コミは表示され続けるので、短い返信は先に置いておいてください。

通らなかったら、もう一度は出せる

一度で通らなくても、理由を変えて再申請できます。

ただし、同じ理由で何度も出しても結果は変わりません。別のポリシーに当てはまらないかを見直してから出してください。

削除の詳しい手順と、法的な選択肢はGoogle口コミの削除依頼にまとめています。

削除されなかったときの3つの選択

消えないなら、埋めるという考え方がある

多くの場合、消えません。 そこからが本題です。

選択 向いている状況 効き始め
1. 返信を置いて、そのままにする 主観的な不満・単発 すぐ
2. 母数を増やして薄める 件数が少ない店 1〜3ヶ月
3. 法的手段を検討する 事実無根が繰り返される 数ヶ月〜

1. 返信を置いて、そのままにする

単発の低評価なら、これで十分です。

星1が1件入っても、口コミが140件あれば平均はほとんど動きません。動くのは、母数が少ないときだけです。

2. 母数を増やして薄める:いちばん現実的

口コミが20件の店で星1が1件入ると、平均は目に見えて下がります。
同じ1件が、300件の店ではほぼ動きません。

つまり、低評価に強い店とは、件数が多い店のことです。

削除できるかどうかに時間を使うより、集める側に手をかけたほうが確実に効きます。

集め方はGoogle口コミの増やし方にまとめています。

ただし、絶対にやってはいけないことが1つあります。

「良い評価をくれそうな人にだけ声をかける」のは違反です。 Googleが明確に禁止しており、発覚すれば口コミが一括削除されます。詳しくはレビューゲーティングとはを読んでください。

低評価が入るのが怖くて選別に手を出すと、低評価どころか全部を失います。

3. 法的手段を検討する

事実無根の投稿が繰り返される、あるいは営業に実害が出ている場合は、弁護士に相談してください。

投稿者を特定するための手続き(発信者情報開示請求)や、削除の仮処分といった選択肢があります。ただし時間と費用がかかります。

判断の目安はこうです。

  • 単発・主観的 → 返信して終わり
  • 同じ内容が繰り返される・実害がある → 相談する価値がある

事実と違う口コミを、そもそも減らす

起きてから対応するより、起きる数を減らすほうが早い

誤解による低評価は、店側の説明で減らせます。

同じ誤解が2回来たら、原因は店側にある

「知らなかった」「聞いていない」という内容の口コミが複数あるなら、それは投稿者の問題ではありません。

よくある誤解 直す場所
料金・追加料金 メニュー表記・予約ページ
待ち時間 予約時の案内文・GBPの説明文
駐車場 GBPの属性・写真
予約の要否 GBPの属性・電話の案内
子ども連れ・ペット GBPの属性

Googleビジネスプロフィールの属性欄は、ここで効きます。 「予約可」「駐車場あり」を埋めておくだけで、来店前に解決する誤解があります。

悪い体験を、口コミの前に受け取る

不満を持った人が最初に向かうのは、多くの場合Googleではありません。その場です。

会計時の一言、席を立つときの様子。そこで拾えれば、口コミになる前に終わります。

ただし「不満がある方はこちらへ」という案内を、口コミ導線の代わりに出さないでください。 評価によって案内先を変えることになり、レビューゲーティングにあたります。

やるべきなのは、全員に同じ口コミ導線を出したうえで、接客の中で不満を拾うことです。

返信を続けている店は、低評価が減る

実務上、はっきり出ます。

全件に返信している店では、書く側が「読まれる」と分かっているため、投げつけるような書き方が減ります。逆に無返信で放置されている店ほど、内容が荒くなります。

返信は、次の口コミの質を変えます。

よくある質問

Q
事実と違う口コミに、はっきり反論してもいいですか?
A

おすすめしません。 口コミを読んでいるのは投稿者ではなく、これから来るか迷っている第三者です。その人にはどちらが正しいか判断できないため、見えるのは店の態度だけになります。否定せずに事実を1〜2行置く形にしてください。正しさで勝っても、印象で負けます。

Q
来店していない人が書いています。どうすればいいですか?
A

削除申請が本筋です。 理由は「事実と違う」ではなく、「実際の体験にもとづいていない」というポリシーの言葉で出してください。審査中も表示され続けるので、「当店では確認できておりません。状況をお知らせいただけますと幸いです」程度の短い返信を先に置いておきます。

Q
返信で来店日時を書いて、事実を示してもいいですか?
A

やめてください。 読む人からは「客の来店履歴を公開の場に書く店」に見えます。事実として正しくても、これから来る人が「自分も書かれるのか」と感じます。注文内容・氏名も同じです。失うものが大きすぎます。

Q
「法的措置を検討します」と返信してもいいですか?
A

口コミ欄には書かないでください。 そのやり取りは、これから来る客が全員読みます。本当に検討している場合でも、進めるのは口コミ欄の外です。公開の場に書いた時点で、揉めている店として記憶されます。

Q
削除申請はどれくらい通りますか?
A

「事実と違う」だけでは、まず通りません。 Googleが消すのはポリシー違反の口コミです。なりすまし・利益相反・個人情報の公開・中傷・スパム・実際の体験にもとづかない投稿などが対象になります。主観的な感想や誇張された不満は、どれだけ理不尽でも消えません。

Q
一度断られた削除申請を、もう一度出せますか?
A

出せます。 ただし同じ理由で繰り返しても結果は変わりません。別のポリシーに当てはまらないかを見直してから再申請してください。「事実と違う」を、ポリシーの言葉に翻訳できるかどうかが分かれ目です。

Q
消えなかった場合、どうすればいいですか?
A

母数を増やして薄めるのが、いちばん現実的です。 口コミ20件の店では星1が1件でも平均が動きますが、300件あればほとんど動きません。削除できるかに時間を使うより、集める側に手をかけたほうが確実に効きます。低評価に強い店とは、件数が多い店のことです。

Q
低評価が怖いので、良い評価をくれそうな人にだけ声をかけてもいいですか?
A

違反です。 Googleは「肯定的なクチコミを選択的に募る行為」を禁止しており、発覚すると口コミが一括削除されます。罰を受けるのは店舗側です。低評価を避けようとして、それまで積み上げた全部を失うことになります。全員に同じ導線を出してください。

Q
同じ内容の低評価が何度も入ります。
A

まず、店側の説明を疑ってください。 「知らなかった」「聞いていない」という内容が複数あるなら、それは投稿者の問題ではなく、料金・待ち時間・駐車場などの伝え方の問題です。メニュー表記やGoogleビジネスプロフィールの属性欄を直すだけで止まることがあります。それでも繰り返され、実害が出ているなら弁護士に相談してください。

まとめ

  • 反論したくなるのは当然。ただし公開の場では伝わらない
  • 読んでいるのは投稿者ではなく、迷っている第三者
  • まず3つに分ける。誤解/取り違え/事実無根
  • 1と2は返信で解決。3だけが削除申請のルート
  • 反論ではなく、事実を置く。 謝る必要はない
  • 返信は3〜4行。長くなると、たいてい反論になっている
  • 来店日時・注文内容・氏名は書かない
  • 「法的措置」を口コミ欄に書かない
  • 削除されるのはポリシー違反であって、「事実と違う」ではない
  • 消えないときは、母数を増やして薄めるのがいちばん現実的
  • 低評価が怖くて選別に手を出すと、全部を失う

事実と違う口コミは、消えないことのほうが多いです。

でも、星1が1件入っても平均が動かない店にはなれます。
そこまで持っていくほうが、1件と戦い続けるより、ずっと確実です。

低評価に強い状態を作るために

PLUSWEBの「口コミPLUS」は、口コミを集めるのは店舗のスタッフという前提に立ったサービスです。

「なぜ口コミが必要なのか」をスタッフと共有し、お客様にお願いできる状態になるまでを支援します。届いた口コミへは全件返信を代行します。

低評価への返信も含めて対応します。
集め方は、評価による出し分け(レビューゲーティング)を行わない設計です。

「事実と違う口コミが入ったが、どう返せばいいか分からない」
「件数が少なくて、星1が入ると平均が動いてしまう」

そうしたご相談で構いません。
いまの口コミを拝見して、返信の方針と、母数の作り方をお伝えします。

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