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立地が悪い飲食店の集客術12選不利でも勝つ方法

駅から徒歩12分。二階。看板を出しても、そもそも人が通らない。

立地は変えられません。 移転できるなら、とっくにしています。

ただ、ここではっきりさせておきたいことがあります。立地が悪い店が負けるのは、立地のせいではありません。 立地の悪い店が、立地の良い店と同じ戦い方をしているからです。

通りすがりが入ってくる店と、わざわざ来てもらう店では、やることがまるで違います。

この記事では、通行人ゼロを前提にした12の施策を、優先順位つきで書きます。私たちは口コミPLUSで、飲食店のスタッフがお客様に口コミをお願いできる状態づくりを支援し、届いた口コミへの全件返信を代行しています。その現場から書きます。

この記事を書いた人

株式会社WEBRIES 代表取締役
小宮 康利

自己紹介
元アフィリエイター。SEOアフィリエイトを武器に「お金借りる」「育毛剤 おすすめ」「わきが対策」などあらゆるBigキーワードにてSEO1位を獲得。2015年に起業後1年で年商1億円を突破。こうした実績を元に、500社以上に対してコンサルティングを行い、現在では自身の会社を運営する傍ら、COO、CMOとして店舗・企業に携わり、企業のWEBマーケティングを支えている。店舗ビジネス向けの集客支援サービスPLUSWEBを運営している。
仕事内容がわかる動画はこちら>

立地が悪い店は、そもそも戦い方が違う

通りすがりが無いなら、探して来てもらうしかない

まず前提を入れ替えてください。

立地が良い店 立地が悪い店
客が来るきっかけ 通りかかる 検索して見つける
勝負どころ 外観・看板 ネット上の情報
客層 一見客が多い 目的来店・リピーターが軸
弱点 家賃が高い 認知されにくい
強み 集客が自動 家賃が安い=価格や質に回せる

立地が悪い店の集客は、ほぼ全部インターネット側で決まります。

そして裏を返せば、家賃が浮いているぶんを、料理・接客・仕掛けに回せます。 ここが唯一にして最大の武器です。

「わざわざ来る理由」が要る

通りかかった人は「なんとなく」入ります。探して来る人は「なんとなく」では来ません。

つまり、この店に行く理由が要ります。理由は3つのどれかです。

  1. ここでしか食べられないものがある
  2. ここでしか得られない体験がある(店主・雰囲気・使い方)
  3. ここが圧倒的に得(価格・量・コスパ)

3つ全部は要りません。1つを、はっきり分かる形で持ってください。

「美味しい」「雰囲気が良い」は理由になりません。全店が言っているからです。

「立地が悪い」は4種類ある。打ち手が違う

不利の形が変われば、効く手も変わる

ひとくちに立地が悪いと言っても、中身は同じではありません。不利の種類によって、いちばん効く手が変わります。

立地のタイプ お客様が困ること 最優先の打ち手
二階・地下 入口が分からない。入るのに勇気が要る 階段と入口の写真
路地裏・裏通り どこで曲がるのか分からない 目印になる建物ごと撮る
駅から遠い どれくらい歩くのか読めない 所要時間と、歩く価値をセットで書く
郊外・ロードサイド 駐車場があるのか分からない 駐車場の台数と入り方

まず自分の店がどれかを決めてください。4つ全部を均等にやる必要はありません。

二階・地下:「入っていいのか」が分からない

二階の店でいちばん多いのは、建物の前まで来て引き返されることです。

外から中の様子が見えないので、「やっているのか」「一見でも入れるのか」が判断できません。だから、階段を上りきった先に何があるかを、先に見せておく必要があります。

階段の写真、扉の写真、扉を開けた先の写真。この3枚で、来店前の不安はほぼ消えます。

路地裏:曲がる場所さえ分かれば着ける

路地裏の店の不利は、距離ではなく分岐です。

Googleマップのルート案内は、細い路地に入る手前で精度が落ちます。だから、「〇〇通りのコンビニを右」のように、地図ではなく言葉で最後の一手を渡してください。

写真は店だけを撮らず、目印になる隣の建物や看板ごとフレームに入れます。

駅から遠い:距離ではなく、時間と理由

「駅から遠い」は、実は距離そのものより、読めないことが嫌われます。

徒歩12分と書いてあれば、人は判断できます。何も書いていないと、「思ったより遠かった」という不満が低評価になって返ってきます。

だから距離は必ず書く。そのうえで、歩く分の見返り(個室がある、静か、席が広い)を必ずセットで書きます。

郊外・ロードサイド:駐車場の情報がすべて

車で来る商圏では、駐車場の有無が来店可否そのものです。

台数、入り方(店の裏、隣接、契約)、そして大型車が停められるかまで書いてください。Googleビジネスプロフィールの属性で「駐車場あり」を入れるのは当然として、写真にも駐車場を1枚入れます。

まず手をつける3つ(優先度:最高)

ここを飛ばして他をやっても効かない

12個ありますが、順番があります。 まずこの3つです。

1. Googleビジネスプロフィールを埋め切る

立地が悪い店にとって、これが最重要です。

「〇〇駅 居酒屋」で検索されたとき、地図に出るかどうか。ここが生命線になります。

やること ポイント
オーナー確認 済んでいないと何も編集できない
カテゴリ 「レストラン」ではなく「居酒屋」「焼き鳥店」など具体的に
外観の写真 これが最重要(後述)
営業時間 実態と完全に一致させる
メニュー・価格帯 登録する。探す人は先に確認したい
属性 「予約可」「駐車場あり」を漏れなく

開設していない場合はGoogleビジネスプロフィールの開設方法を参照してください。

2. 外観と「たどり着き方」の写真を載せる

立地が悪い店に特有の、いちばん効く施策です。

二階の店、路地裏の店、雑居ビルの店。お客様は「本当にここで合っているのか」が分からず不安になります。

だから、こう載せます。

  • 建物の外観(周囲の風景ごと。目印になる隣の店も入れる)
  • 入口・階段(二階なら階段の写真)
  • 看板のアップ
  • 店内(席から見た風景)

「迷わず着ける」と分かることが、来店の後押しになります。探して来る人にとって、迷子になるリスクは想像以上に大きな障壁です。

3. 口コミを集めて、母数を作る

探して来る人は、必ず口コミを読みます。

通りすがりなら「よさそう」で入りますが、わざわざ行く人は事前に確認します。 口コミが3件しかない店に、12分歩いてはくれません。

そして飲食店で効くのは、伝票やレシートにQRを刷る方法です。

理由は単純で、忙しいと声をかけられないからです。伝票にQRがあれば、声かけできない日でも導線が残ります。

置き場所 効き方
伝票・レシート 会計時に必ず目に入る。最も安定
卓上スタンド 待ち時間に見られる。補助
レジ横POP 単体では弱い。声かけと併用で効く

具体的な集め方はGoogle口コミの増やし方にまとめています。

ただし、絶対にやってはいけないことが1つあります。

「美味しかったと言ってくれた人にだけ口コミをお願いする」のは違反です。 Googleが禁じており、発覚すれば口コミが一括削除されます。詳しくはレビューゲーティングとはを読んでください。

見つけてもらうための施策(優先度:高)

検索で見つからなければ、存在しないのと同じ

4. 「駅名+業種」で出るように整える

探す人は「〇〇駅 居酒屋」「〇〇 焼き鳥」と検索します。

店の説明文やメニューに、実際の言葉で情報を入れてください。ただし、店舗名にキーワードを足すのは違反です(「〇〇酒場|新宿 焼き鳥」のような登録はプロフィール停止の対象)。

やっていいこと・いけないことはやってはいけないMEO対策にまとめています。

5. 「駅から〇分」を自分で書く

意外にやっていない店が多い項目です。

「徒歩12分」を隠さないでください。 隠すと、来た人が「聞いていた話と違う」と感じます。

代わりに、こう書きます。

説明文の書き方

〇〇駅から徒歩12分。少し歩きますが、その分ゆっくり過ごしていただける個室をご用意しています。

駐車場3台あり。〇〇通りの△△(目印)を右に入ってすぐです。

不利を先に出して、理由とセットにする。 これで「わざわざ行く価値」に変わります。

6. SNSは「発見」ではなく「確認」に使う

立地が悪い店のSNSは、フォロワーを増やすためのものではありません。検索して見つけた人が、最後に確認する場所です。

だから、必要なのはこれだけです。

  • 料理の写真(実物と同じもの)
  • 店内の様子
  • 営業日の告知

毎日投稿する必要はありません。 更新が止まっていないこと、実際の様子が分かることが大事です。

インスタの地図検索から探される導線もあります。Instagram地図検索で集客する方法を参照してください。

7. グルメサイトは「主」にしない

掲載は否定しませんが、優先順位は下です。

誰が見るか
Google 店名で検索した人・地図で探した人すべて
グルメサイト そのサイトを見に来た人だけ

費用対効果を考えると、まずGoogleを固めるほうが先です。

来た人を逃さない施策(優先度:高)

立地が悪い店は、リピーター比率で戦う

ここが本丸です。

立地が悪い店は、新規獲得のコストが高くなります。だから、一度来た人を確実に固定客にするほうが効率がいい。

8. 「次に来る理由」をその場で渡す

帰り際に、次回の理由を渡します。

  • 次回使える限定メニューの案内
  • 季節ごとの入れ替え予告
  • 予約特典(席の確約など)

値引きだけに頼らないでください。 値引きで来た人は、値引きが止まると来なくなります。

9. 顔と名前を覚える

立地が悪い店の最大の武器はここです。

大型店にはできません。回転が速い店にもできません。「また来ました」に「お待ちしていました」と返せる店は、それだけで行く理由になります。

10. 予約を取りやすくする

わざわざ来る人は、満席で入れないリスクを嫌います。

  • 電話に出られる時間を明記する
  • Googleから予約できる導線を作る
  • 予約なしでも入れる時間帯を書いておく

「行ったのに入れなかった」は、立地が悪い店では致命傷になります。12分歩いて帰されたら、二度と来ません。

商圏を作る施策(優先度:中)

通りすがりが無いなら、地元に根を張る

11. 近隣の企業・施設を狙う

通行人はいなくても、近くで働いている人はいます。

  • 近隣オフィスへのランチ営業・宴会案内
  • 近くの工場・病院・学校の勤務時間に合わせた営業
  • 法人向けの宴会プラン

立地が悪い店ほど、「知っている人だけが来る店」になりやすい。だったら、知っている人を増やす方向に振ります。

12. ポスティング・チラシを商圏に絞って撒く

ネットが軸とはいえ、近隣への紙の告知は、立地が悪い店では今も効きます。

理由は、近所の人ほど「あそこに店があること」を知らないからです。路地裏や二階は、住んでいても気づきません。

配布は広く撒かず、徒歩圏に絞ってください。 反応率の上げ方はポスティング集客の完全ガイドにまとめています。

やりがちだが、効かないこと

お金をかけた順に効くわけではない
やりがちなこと なぜ効かないか
大きな看板を出す 人が通らない場所では、見る人がいない
駅前でのチラシ配布 立地の不利は解消されない。来る理由が無い
割引を続ける 値引き目当ての客だけが残り、利益が減る
SNSのフォロワーを増やす フォロワーは来店しない。近隣の人でなければ意味がない
グルメサイトの上位プラン Googleを固める前に出す費用ではない

共通しているのは、「認知を広げようとしている」ことです。

立地が悪い店に必要なのは、広い認知ではありません。「探した人に確実に見つかること」と「来た人が必ず戻ってくること」です。

何から手をつけるか

上から順にやる。飛ばさない

優先順位を整理します。

順番 やること 費用 効き始め
1 Googleビジネスプロフィールを埋める 0円 数週間
2 外観・入口・階段の写真を載せる 0円 数週間
3 伝票にQRを刷って口コミを集める 印刷代 1〜3ヶ月
4 届いた口コミに全件返信する 0円 1〜3ヶ月
5 次に来る理由を渡す 低 すぐ
6 近隣企業・徒歩圏へ告知 中 1〜2ヶ月

1〜3は、ほぼ費用がかかりません。 そしてこの3つが終わっていない状態で、広告や看板にお金を使っても効きません。

低評価が入ったときの返し方は飲食店の悪い口コミ対処法にまとめています。

3ヶ月後、何を見て判断するか

立地が悪い店ほど、見る数字が違う

やったことが効いているのかを、感覚で判断しないでください。立地が悪い店には、立地が悪い店なりの見るべき数字があります。

Googleビジネスプロフィールの管理画面(パフォーマンス)で、次の数字が確認できます。

数字 立地が悪い店での意味
ルート検索された回数 最重要。 「行こう」と決めた人の数そのもの
電話をかけられた回数 予約に直結。席数が少ない店ほど重い
間接検索の比率 店名以外(「〇〇駅 居酒屋」など)で新しく見つかっているか
表示された回数 増えても、上の3つが動かなければ意味は薄い

とくにルート検索です。

通りすがりで入る店では、ルート検索はほとんど発生しません。わざわざ来る店では、来店のほぼ全部がここを通ります。 つまり、立地が悪い店にとっては来店数にいちばん近い数字になります。

表示は増えたのに、ルート検索が増えないとき

見つかってはいるが、「行く」と決めてもらえていない状態です。

原因はだいたいこの3つに絞られます。

  1. 写真が足りない(外観・入口・料理のどれかが弱い)
  2. 口コミが少ないか、最新が古い
  3. 距離の不安が消えていない(所要時間や駐車場の情報が無い)

順番に埋めてください。ここで広告を足しても、同じところで止まります。

1ヶ月で判断しない

口コミも写真も、効き始めるまでに数週間かかります。

比べるのは3ヶ月前です。1ヶ月単位で見ると、天気や連休の影響のほうが大きく出てしまい、判断を誤ります。

よくある質問

Q
立地が悪いと、そもそも集客は無理ではないですか?
A

無理ではありませんが、戦い方を変える必要があります。 通りすがりが期待できないぶん、検索で見つかること・一度来た人が戻ることの2点に集中してください。逆に、家賃が浮いているぶんを料理や仕掛けに回せるのは、立地が良い店にはない強みです。

Q
何から始めればいいですか?
A

Googleビジネスプロフィールの整備と、外観・入口の写真です。 どちらも0円で、1〜2時間で終わります。探して来る人は「本当にここで合っているか」が分からず不安になるので、たどり着き方が分かる写真は特に効きます。

Q
「駅から徒歩12分」は隠したほうがいいですか?
A

隠さないでください。 隠すと、来店した人が「話が違う」と感じ、低評価につながります。距離を書いたうえで、その分の理由(個室がある、駐車場がある、ゆっくりできる)をセットで書くほうが、結果的に来店につながります。

Q
口コミは何件くらい必要ですか?
A

まず100件を目標にしてください。 探して来る人は必ず口コミを読むので、件数が少ないと「わざわざ行く」判断ができません。140件を超えたあたりから、星1が1件入っても平均が崩れなくなります。

Q
忙しくて口コミをお願いする余裕がありません。
A

伝票やレシートにQRを印刷してください。 声かけに依存しない導線が1本あれば、忙しい日でもゼロになりません。声をかけられた日は上乗せで効きます。

Q
看板を大きくすれば人は来ますか?
A

人が通らない立地では効果が薄いです。 看板は「通る人に気づかせる」ための道具なので、通行量が前提になります。同じ費用を写真の撮影や口コミの仕組みに使うほうが、立地が悪い店では効きます。

Q
グルメサイトの上位プランに出すべきですか?
A

Googleを固めてからにしてください。 グルメサイトはそのサイトを見に来た人にしか届きませんが、Googleは店名で検索した人・地図で探した人すべてに表示されます。順番を逆にすると費用が効きません。

Q
リピーターを増やすには何が効きますか?
A

値引き以外の理由を渡すことです。 値引きで来た人は値引きが止まると来ません。次回の限定メニュー、季節の入れ替え予告、予約特典など、「またあの店に行きたい」と思える理由を帰り際に渡してください。

Q
二階の店です。とくに何をすればいいですか?
A

階段と扉、そして扉を開けた先の3枚を載せてください。 二階の店で最も多いのは、建物の前まで来て引き返されることです。外から中が見えないため「やっているのか」「一見で入れるのか」が判断できません。上りきった先に何があるかを先に見せておけば、この引き返しはほぼ無くなります。

Q
効果が出ているかは、どこで分かりますか?
A

ルート検索された回数です。 Googleビジネスプロフィールの管理画面(パフォーマンス)で確認できます。通りすがりで入る店ではこの数字はほとんど動きませんが、わざわざ来る店では来店のほぼ全部がここを通ります。表示回数だけが増えてルート検索が動かない場合は、写真・口コミ・距離の情報のどれかが足りていません。

まとめ

  • 立地が悪い店が負けるのは立地ではなく、良い立地の店と同じ戦い方をしているから
  • 客が来るきっかけが「通りかかる」から「検索して見つける」に変わる
  • だから勝負はネット上の情報で決まる
  • 不利は4種類(二階・路地裏・駅遠・郊外)。種類ごとに効く手が違う
  • 最優先はGoogleビジネスプロフィールと外観・入口の写真(どちらも0円)
  • 二階・路地裏なら、たどり着き方の写真が来店の後押しになる
  • 「徒歩12分」を隠さない。 理由とセットにすれば行く価値に変わる
  • 探して来る人は必ず口コミを読む。 3件では歩いてくれない
  • 伝票にQRを刷る。忙しい日でも導線が残る
  • 本丸はリピーター。顔と名前を覚えるのは、大型店にできない武器
  • 看板・駅前チラシ・割引は、立地の不利を解消しない
  • 効果はルート検索された回数で見る。1ヶ月では判断しない

立地は変えられません。でも、「わざわざ行く理由」は作れます。

そして探して来た人ほど、目的を持って来ているぶん、リピーターになりやすい。そこが、立地の悪い店の本当の強みです。

探して来た人に、確実に見つかるために

PLUSWEBの「口コミPLUS」は、口コミを集めるのは店舗のスタッフという前提に立ったサービスです。

「なぜ口コミが必要なのか」をスタッフと共有し、お客様にお願いできる状態になるまでを支援します。届いた口コミへは全件返信を代行します。

伝票やレシートに刷るQRカードの制作から、届いた口コミへの返信まで一貫して対応します。集め方は、評価による出し分け(レビューゲーティング)を行わない設計です。

「口コミが二桁のまま止まっている」「忙しくて、お願いする余裕がない」

そうしたご相談で構いません。いまの状況を拝見して、何から手をつければいいかをお伝えします。

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