店舗ビジネスをしているなら「MEO対策」は必ず取り組みたいWEB集客の1つです。
今このページをお読みの方は
- MEO対策って、そもそも何だろう
- どんな効果があるんだろう
- 自分でできる方法はないかな
などなど、MEO対策に関する基礎的な部分から知りたい方が多いと思います。
そこで今回は、MEO対策とは何かという基礎的なところから、自分ひとりでMEO対策に取り組む方法についてまとめました。
MEO対策とは?
Google検索結果のMEO枠の中で、自身の店舗情報をより上位に表示させる対策のことをMEO対策と言います。
MEO枠は、無料で3つの店舗情報を掲載することができますが
この3つはGoogle独自の計算式(アルゴリズム)でランキングされ、3位までが検索結果に表示される仕組みになっています。

MEO対策のメリット
MEO対策のメリット ①|「いますぐ客」を集客できる
「いますぐ客」の方は、今すぐに課題を解決したいと考えているので、すぐにお客様になってくれる可能性があります。
MEO対策のメリット ②|地図と一緒に目立つ位置に掲載される
検索結果の上の方(SEO枠より上)に表示され、目立つ場所に店舗情報を掲載することができます。ポータルサイトよりも上位に表示できるので、広告費の削減にも繋がります。
MEO対策のメリット ③|ライバルが少ない ⇒ すぐに結果が出る
基本的には、地元の同業社がライバルになります。同業者が多い場合には、ライバルが多いですが、SEO対策やYouTubeなどの全国の方を相手にする集客方法と比べて圧倒的にライバルは少ないと思います。
MEO対策のメリット ④|良い口コミを多くの方に見てもらえる
実際に訪れた方が、どんな体験をしたかがすぐにわかります。良い口コミが増えれば、来店動機に繋がりやすくなります。お店全体で口コミに重きを置くことで、良いお店に生まれ変わった店舗さんも多いです。
MEO対策のメリット ⑤|無料なのに、集客効果がすごい!

弊社のお客様で、MEO対策を始めて30日後にランキング1位を獲得できた実例があります。画像の通り、閲覧数は4万回となりました。一概には比較できませんが(目安として)、4万人の方に1枚5円でチラシを配布することを考えると、毎月20万円分の効果があることになります。
MEO対策のデメリット
MEO対策のデメリット ①|悪い口コミが書かれることもある
良い口コミが書かれることもあれば、悪い口コミを書かれることもあります。その口コミは、Googleに承認されない限り、基本的には消すことができません。
口コミは多くの方が参考にしています。そこに、悪質ないたずらやライバルによる嫌がらせがあれば、毅然とした態度で対応しましょう。まずはGoogleに口コミを通報し、(実際の口コミの横にその他アイコン
[不適切なクチコミとして報告] をクリックします。)その後、その口コミに対して返事をしましょう。
MEO対策のデメリット ②|費用がかかる場合もある
ライバルが多く、なかなか上位表示できない場合には、本格的なMEO対策をやった方が良い場合があります。後述しておりますが、本格的なMEO対策には、費用がかかる場合もあります。
MEO対策のデメリット ③|誤ったMEO対策で、ペナルティを受けることがある
Googleの規約を無視した行為をすると、ペナルティを受けることがあります。最悪の場合、二度とMEOを利用できなくなることもありますので、規約違反となることは絶対にやめましょう。
自分でもできるMEO対策|具体的なやり方
全体像
STEP.1 Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)アカウント作成
2021年11月にGoogleマイビジネスという名前から、Googleビジネスプロフィールへと名前が変わりました。Googleビジネスプロフィールマネージャーと呼ばれる管理画面で初期設定を行います。
設定手順は以下のとおりです。Googleビジネスプロフィールにアクセスしてさっそく初期設定を行いましょう!
- ビジネス名の入力(お店の名前)
- ビジネスカテゴリの選択
- 店舗住所の入力
- Googleマップでマーカーを配置する
- ナレッジパネルに表示する情報の入力
- オーナー確認方法の選択
1.ビジネス名の入力(お店の名前)

ビジネス名の入力は、正確な名称のみを入力してください。少しでもお客さんに理解してもらおうと、お得感や営業時間などを伝えたいがために、「名称+24時間営業」とか「名称+只今キャンペーン中!」などと書く方がいます。お気持ちもわかるのですが、それはガイドラインで認められていないので、正確な名称のみを入力しましょう。
2.ビジネスカテゴリの選択

ビジネスカテゴリの欄に、「飲食店」などと入力すると、選択項目が現れますので、そちらをクリックして選択してください。
3.店舗確認・店舗住所の入力

4.Googleマップでマーカーを配置する

5.ナレッジパネルに表示する情報入力

電話番号やWEBサイトが掲載される部分をナレッジパネルと言います。電話番号とウェブサイト(ホームページ)のURLを入力します。ホームページがなくてもMEOを始めることができますが、あった方が有利です。本格的なMEO対策をしたい方はホームページは必須です。
6.オーナー確認方法の選択

非店舗型の場合には、インターネット上で完結する確認方法がありますが、店舗型の場合にはハガキを郵送することで認証が確認されます。ハガキが送られて来るまでに2週間程度掛かります。その間はMEOをスタートさせることができません。
ここまでです。続いて、STEP.2に移ります。
STEP.2 Googleビジネスプロフィール登録情報の整理

ここでは、ロゴや動画、店内・外観の写真などを登録します。登録した情報はすべて検索ユーザーの目に触れます。皆さんのお店の価値を感じてもらえるような写真を投稿できると来店に結びつきやすいです!

この項目は、非常に重要です。写真や動画はできればプロの方に撮影してもらい、お店の価値が伝わるようにしましょう。せっかくMEOで上位表示していても魅力が伝わらず、来店に繋がらないこともあります。
STEP.3 SNSやブログで露出を増やす(情報発信をする)

これは、このページの最後の項目:本格的なMEO対策で詳しくお伝えしますが、SNSやブログなどで露出を増やす(情報発信をする)ことがMEOの上位表示に繋げることができます。
InstagramやYouTubeを活用することがおすすめですが、情報発信を積極的に行って認知を広めていきましょう。これからの時代、絶対に必要になる力です。
STEP.4 お客様の口コミに誠実に対応する

お客様の中には口コミを投稿してくれる方がいます。口コミを見ると、アイコンの横に「ローカルガイドレベル」というものが表示されています。レベル1から10まであり、レベルが高い人からの口コミはMEO的にもポイントが大きいです。
ただし、これを悪用する業者やツールを販売する人もいます。これはガイドラインに違反した行為となり、ペナルティになるリスクがあります。ペナルティを受けると、最悪の場合、二度とMEOが利用できなくなりますので、十分注意しましょう。
STEP.5 インサイトを分析しながら、改善していく
インサイトを見ることで、閲覧数やインタラクション(通話、メッセージ、予約、ルート探索、ウェブサイトのクリック)がどれだけあったかを確認することができます。
MEOがどれだけ集客に貢献しているかを知ることができるので、店舗の売上予測なども立てやすくなります。
ちなみにこのデータは、都心から少し離れた小さな街のデータです。小さな街でも非常に多くの方にアプローチできていることがわかります。

本格的なMEO対策|ライバルよりも上位に表示させたい方向け
ここから先は、ライバルが強くてなかなか上位表示できない場合に行う施策です。内容的にもぐっと難しくなっています。専門的な知識と経験が必要になります。
MEOで上位表示させるために大切な考え方を知ろう
MEOはGoogleのサービスです。1997年に検索エンジンを公開してから20年以上、Googleは理想の実現に向けた検索エンジンを開発してきました。検索に対する Google の方針にも記述のとおり、「関連性と信頼性が最も高い情報を提供する」ことは彼らの方針の1つです。
💡これはMEO対策をする上で、重要なヒントになります。
つまり、上位表示できていないということは、その検索キーワードにおいて、関連性と信頼性がライバルよりも低いとGoogleが判断していると解釈することができます。
では、上位表示のための具体的な対策をお伝えしていきます。
対策1|上位表示させる言葉(キーワード)を変更して関連性を向上させる
例えば、渋谷で食べ放題の焼き肉店を営業している場合、「焼き肉 渋谷」よりも「焼き肉 食べ放題 渋谷」の方が関連性は高いはずです。しかし、Googleビジネスプロフィールやホームページに食べ放題という言葉がなかったら、関連性が低いと判断されます。
小児専門の歯医者さんを経営している場合、小児という言葉やそれに関連する言葉がGoogleビジネスプロフィールや、ホームページ内に言葉がないと関連性が低いと判断されます。
上位表示させたいキーワードと、Googleビジネスプロフィールを確認してみてください。これで上位表示しなかった場合には、次の対策が必要です。
対策2|ホームページを作り込み、関連性と信頼性を向上させる
Googleは、AIの発達によりMEOだけに限らず様々なものを比較してランキングを付けます。あなたのお店のホームページやSNSなども参考にされていると言われています。
SNSは後述しますが、ホームページを作り込み、関連性と信頼性と向上させることができます。
例え話ですが、八百屋さんには様々な野菜が置いてあります。キャベツ、トマト、レタス、人参、じゃがいも…。こうした代表的な野菜が置いていない八百屋さんは、八百屋としてはあまり良くないですよね。
でも、こうした重要なことがホームページでは抜けている可能性があります。サービス内容、メニュー、お客様の声、企業情報、プライバシーポリシー、大切にしている考え方など、ホームページとしてのキャベツやレタスなど、なくてはならないものがあります。(専門的には「網羅性」と言います。)
SSL化などのセキュリティ面も重要です。ぜひホームページを見直してみてください。
対策3|SEO対策をして、信頼性を向上させる
SEO対策とは、WEBページ(ホームページ)を検索結果の上位に表示させる対策のことを言います。
例えば、お子さんの英語教育についておすすめの教材を探しているとします。そこで、「子ども 英会話 おすすめ」と検索したとします。すると検索結果では、様々なWEBページが表示されます。
多くの方は1ページ目の上の方(特に検索結果1位)のタイトルを見てクリックします。つまり、上位表示されている方が、見込み客に見てもらう機会が増える(集客できる)ということです。
このSEO対策をするには、内部対策と外部対策をする必要があります。
内部SEO対策は、主にコンテンツ(文章・画像・動画)などをつくることです。先ほどの八百屋さんの例でもお伝えした「網羅性」と、見込み客が知りたいと思うことを先読みして、コンテンツを作り上げることが大切です。
外部SEO対策とは、外部リンクによる繋がりで信頼性を高めることができます。たとえばお取引のある会社のWEBページに皆さんのWEBページにリンクをつけてもらう。この状態を、皆さんはお取引のある会社のWEBサイトからリンクをもらったと言います。リンク=繋がりは、インターネット上での信頼の証になるのです。
対策3|SNSでフォロワーを獲得して信頼性を向上させる
SNSの※アクティブなフォロワー数というのは、外部リンクと同等の価値があります。アクティブなフォロワー数が多いということは、それだけ多くの信頼があるということです。
※フォロワーを増やすツールやフォロワーを購入したりしても、アクティブなフォロワーにはなりません。
対策4|アフィリエイターを活用して信頼性を向上させる
アフィリエイト広告は、皆さんのビジネスを加速させる上でとても大きな武器になります。
アフィリエイターと言われる人たちが、皆さんの代わりに商品やサービスを販売してくれます。テレビCMなどとは違い、販売された分だけ広告費を支払うという広告モデルです。
アフィリエイト広告を活用すると、アフィリエイターと呼ばれる人たちが自身のメディア内(ホームページやSNSなど)で皆さんのサービスを良い感じに紹介してくれます。
皆さんからすれば、売れた分だけ広告費を支払えば良いので、無駄な出費を抑えることができる夢のような広告形態です。このアフィリエイトを活用するには、代理店となるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の存在が必要ですが、一気にビジネスが加速するのでおすすめです。
また、様々なアフィリエイターのWEBページで皆さんのサービスが紹介されるので、一気に認知が広がります。

私自身、今もアフィリエイトを仕事として取り組んでおり、有力なASPとは太いパイプがあります。 優秀な担当者の紹介もできますので、ぜひご声掛けください!
MEO対策のまとめ
いかがでしたか?
自分でもできるMEO対策から、後半では本格的なMEO対策についてお伝えしてきました。
まだMEO対策を始めていない方は、メリット・デメリットなども参考にしながらやるかやらないかを判断されると良いと思います。
対策後、ライバルが弱くてすぐに上位表示して、集客が上手くいく可能性もあります。しかし、暫くしても上位表示が難しい場合には、本格的なMEO対策が必要です。
もしかしたらプロの手助けが必要になるかもしれません。弊社にも数多くの上位表示の実績がありますので、候補の1つとしてご検討頂ければ幸いです。